「木曜スペシャル」とネッシー

昨日、「木曜スペシャル」に関してお話をしたので、その続きを書きたいと思います。昨日はUFOがテーマでしたので、今日はUMAということで「ネッシー」を取り上げたいと思います。現在のように撮影技術や画像制作のクオリティが高くない時代の話ですから、今から思い出すと笑ってしまうような話もたくさんありました。

昔、ネッシーで最も有名な写真は「外科医の写真」と呼ばれた湖面に背中と長い首が出ている写真です。1932年に公開され、世界的な大変な反響となったそうです。この写真以降、背中のコブや湖面に起きる大型生物が立てる波の写真など、たくさんの「生存の証拠」が撮られます。

我らが「木曜スペシャル」は、こうした撮影された写真を公開するのと同時に、現地での調査取材を始めました。その後の「探検隊」のハシリのようなものです。ボートの水中ソナーで湖底の影を追い、ダイバーが水中の映像を撮るといったものでした。

捕獲作戦的なものもあったと思います。でも、一度として明確な画像や物的な痕跡が発見されたことはありません。それなのに「見たい」のです。ソナーに影が映ったと聞いてはワクワク、ダイバーが影を見たと聞いてはワクワク、まあ、これが当時のテレビってことなんでしょう。

では、そんなに盛り上がったのに「ネッシー」はどうなったのか?そろそろ、網にかかって正体を現すころではないか、科学技術は発達しているのだから、いるかいないかくらいはわかるだろう。などと考えるのが普通なのですが、実は1999年、前述の「外科医の写真」の真相が明かされたのです。

有名になった写真は、30Cmくらいの潜水艦に恐竜のハリボテを乗せて湖面に浮かべ、それを撮影したのが「外科医の写真」だったと発表されました。撮影者とされた外科医は社会的なステータスがあり信用してもらいやすいという理由で協力を依頼されただけでした。当初は、エープリル・フールのつもりで軽いノリだったらしいのですが、世界的に有名になって、訂正できなったというのが真相らしいです。

でも、まあいいんじゃないですか。なんとなく許されるような気がします。あの当時、あの写真がどんだけ世界中の人たちにワクワク感を与えたことか、真偽は別にして、いい写真でした。

 

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