全米ライフル協会長だったチャールトン・ヘストンをご存知?

字幕で映画を観た最初がいつだったか、覚えていますか?「字幕なんざ見たことがねえ」それは失礼しました。私は洋画は吹き替えでは見ないことにしています。オリジナルの俳優の声で映画が見たいのです、英語も仏語も印度語もわかりません。でも、字幕を見ながら演じる俳優さんの自身の声を聴きたいのです。私が最初に字幕で洋画を見たのは小学校3年のとき、飯塚市の永楽館という映画館でした。

飯塚市は五木寛之の小説「青春の門」の舞台となった旧産炭地です。私の小さなときには既に石炭は採掘されていませんでしたが、活況を呈した名残りに、多くの映画館や飲食店が営業していました。しかし、当時の地方洋画専門館では公開時の新作を上映することは稀で、通常はリバイバル作品を上映していました。私が永楽館で見た最初の洋画も1956年製作のリバイバル「十戒」でした。

最近ではリドリー・スコットがリメイクして「エクソダス」のタイトルで2014年に公開されています。ストーリーは旧約聖書の「出エジプト記」の内容です。エジプトで迫害されていたイスラエル人が指導者モーセに導かれてエジプトを出てカナンの土地を目指します、映画的にはモーゼが起こす奇跡がスぺクタルに描かれます。海が割れて道となった海底を民族が移動するシーンは圧巻です、50年代の映画とは思えない特殊撮影の技術が見られます。

さて、この「十戒」で主演を演じたのがチャールトン・ヘストンさんという男優です。身長は190㎝を超え、いかにもアメリカ人に好まれるタイプの男優さんです。私が2回目に見た洋画の主演も彼でした、タイトルは「ベン・ハー」。この映画はアカデミー賞の最多受賞記録(11部門)を持っています。内容的には史劇ものですが、十戒よりも年代は新しくなりキリストが劇中に出てきます。

「十戒」も「ベン・ハー」も半世紀以上前の映画です。もし、主演のチャールトン・ヘストンさんの名前をご存知ないということでしたら「全米ライフル協会長」と言えばどうでしょうか、数年前にアメリカ国内で銃乱射事件が頻発した時期に、よくインタビューされていました。それでも聞いたことがないと言われる方、そうですね「ベン・ハー」を見てください。特に後半で行われる「戦車レース」のシーン、どんなに年月が流れ技術が発達したとしても、1959年製作のこの映画と主演のチャールトンおじさんを超えるものがないことが、わかっていただけると思います。

 

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