筑後川紀行と河童の話

私が子供の頃、まだテレビが白黒の時代でした。福岡地元局が製作する番組で筑後川流域のエピソードを取り上げる番組がありました。それが「筑後川紀行」です、筑後川は北部九州最大の1級河川で、飲料水や農業用水の取水源として重要な役割を果たしていました。

私の先輩に、この「筑後川紀行」を漫談のように聞かせる先輩がいて、番組で取り上げられた河童や鯉取りマーシャンの話を面白おかしく話してくれました。おそらく、筑後弁を理解する人にとっては面白いネタなのですが、方言が理解できないと面白さが理解できないかも知れません。

以前、福岡の後輩(20歳以上年下)に「河童の話」と「鯉捕りマーシャン」の二本立てで話をメールしたのですが、それっきり連絡が来なくなってしまいました。多分、おもしろい人にはおもしろく、おもしろくない人にはそれなりの話なのでしょう、今日は「河童の話」をご紹介したいと思います。

【筑後川紀行 河童編】

(ナレーション)河童の伝説で有名な筑後川にやってきました。今でも河童を見たという地元の方がいらっしゃいます。今日は、その方にお話しを伺いました。

(レポーター)すいません、河童を見たことがあるとか。どんな状況だったのでしょう。

(地元のおばさん)そげんですたい。あたしがですな、そこの川沿いの道ばあるきよったとですたい。そしたら、バシャ、バシャ、音のするでしょうが、川の方ば見たら。それが、河童ですたい。河童がじーとこっちば見よったとですたい、あたしゃ目が合うてからくさ、びっくりしたー。それが、河童ですもん。しばらく、こっちば見よったばってんが、『ボッッチャーン』って音がして、それから二度と見まっしぇん。

わかるとは思いますが、川沿いを歩いていて音がする方(筑後川)を見ると、そこに河童がいて、目が合ってしまった。しばらく見ていたが「ボッチャーン」と音がして河童は消えて、二度と見ることはなかった。そういうお話です。

高校生の頃、この話を得意にしていた先輩がいて、せがんで何度も話してもらいました。私にとってはおなかがよじれるくらい面白い話なのですが、どうでしょう?やはり、書き文字では伝わりませんか、残念です。次回は「鯉取りマーシャン」のお話をさせてください、こちらだと笑えるかもしれません。

 

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