アボリジニみたいな祖父が大好きでした その二

以前に祖父が自給自足的生活をしていて、いろんなことを教えてもらったことは書きましたが。あまりにワイルドすぎて書くことができなかったエピソードもあります。夜に強い光を放つ発光体を見たことや、ツチノコなどはそこ・ここにいたことなど、あまりに刺激的すぎて書けません。

※ここからは気の弱い方は読まれないでください。

私が4kmの距離を歩いて祖父の家に通っていた頃のお話です。私はまだ小学校の低学年だったと思います。その日もお昼前には祖父の家に到着しました、祖父はいつになく上機嫌で「ウサギが罠にかかったたい、後で捌くけん、てつどうて」といいました。どうやら野兎が罠にかかったようでした。

ご存知かどうか知れませんが、飼いウサギの後ろ足も長いのですが、野兎のそれはまだ長く、跳ねるという表現よりも「跳躍」と言った方がいいくらい長距離を飛ぶのです。それを捕獲するのはなかなか大変なのです、祖父が上機嫌な訳です。

午後から祖父を手伝ってウサギを捌くことになりました。用意するモノは、自転車とかに使う空気入れとカミソリだけです。

まず、祖父はウサギの長い後ろ足のカカトの部分に小さな切り込みを入れました。「それば」それから空気入れの先端の金具の部分を出すように言いました。受け取ると、それを先ほど切り込みを入れた後ろ足に差し込みます。「空気を入れてん」空気入れを押すように指示が出ます「シュ!シュ!」私は勢いよく空気を送り込みます。

するとどうでしょう(ビフォー・アフター風に読んでください)、ウサギの足元から空気が風船のように入って行くではないですか。筋肉と毛皮の間に空気が入って「ぷく・ぷく・ぷく」なんとウサギが風船のように膨れ上がっていくのです。数分でパンパンになったウサギは仰向けになって風船状態でゆらゆらと揺れていました。

祖父はカミソリを取り出すと喉元から下腹部にかけて一気に切り下ろしました「シュ‼」。空気は抜けて毛皮と筋肉が分離した状態になっていました、祖父は手で毛皮をキレイに剝いていきます。後には筋肉標本のようなウサギが「肉の塊」で残されました。まったく、血は出ていませんでした。

先日、「グレートジャーニー」(毎週木曜深夜)で“生肉を食べる極北の部族”みたいなのをやっていたのですが、MCの松本仁志がヤギの解体を見て血がまったく出ないことに驚いていましたが、そうなんですちゃんとやるとほとんど血はでないのです。最近では生きたものを「殺して」食べるのは残酷な行為になっています。では、スーパーでパックに入ったものであれば大丈夫なのでしょうか?

そこに食材としてあるということは、誰かが食べられる状態に加工しなければなりません。加工する人は残酷な人たちで、食べる人たちは「いい人」なのでしょうか?

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