高菜と焼きそば

「秘密のケンミンショー」でお蔵となっていた熊本の高菜漬けのレポートが放送されました。みなさん熊本の復興を喜ぶとともに高菜のおいしさも味わっていただいていたようです。番組中、篠田麻里子さんが言ってましたが「福岡の高菜はオリジナルで別ものだと思っていた」とそれが福岡県民のとって正しい考え方だと思います。博多ラーメンに投入するタカナは激辛で熊本で食されているような味付けではありません、食材の供給中心は熊本ですが、「食べ方」は変わっていくものだと思います。

高菜と同じように福岡(博多)で独自に進化を遂げた食材や料理はたくさんあります。ケンミンショーでは富士宮の「焼きそば」が特集されていましたが、この「焼きそば」も北部九州ではオリジナルなものがあります。残念ながら福岡ではないのですが、隣接する大分県日田市から広まった「焼きそば」がオリジナルな味と触感で「日田やきそば」として有名です。(ちなみに日田はムツゴロウさんの出身地です。)

特徴は炒め焼きそばと違って、鉄板上で一部が焦げるほど麺を硬めに焼くところにあります。ソース味で具はもやし、ねぎ、豚肉を入れます。昭和30年代に、日田の中華料理店「想夫恋」店主、角安親さんが「焼いた麺料理はないのか」と思い、試行錯誤の結果作りだしたのが「想夫恋の焼きそば」なのです。私が高校生の頃、40年近く前には多店舗化され福岡でも店舗を見ることができました。チェーン化はされていないようですが、日田以外の都市でも店舗は営業されているようです。

この「想夫恋」の焼きそばは本当に”焼く”と言った表現が相応しく、時折口の中で「パリッ」とする麺の触感がたまらない焼きそばです。多店舗された当時は、日田を中心とする地域には知られていましたが、隣県の福岡でもそんなには知られた存在ではありませんでした。現在も、全国的に知名度がそれほど、上がっているわけではありません。(ケンミンショーでも過去に取り上げていたようです)

焼きそばにも『三大』があるそうで「富士宮(静岡)」「横手やきそば(秋田)」「上州太田焼きそば(群馬)」がそう呼ばれているらしいです。私が思うに、こちらの三大やきそばよりも「想夫恋」さんの「焼き」そばのほうが”焼いた感”はあると思いますよ。

 

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