ヘルメッタ―とアイパー、おしゃれな髪型は?

子供が小さい頃、10年以上前になりますが私が髪を切っていました。上はお姉ちゃんだったのでカミさんがちゃんと面倒を見ていたのですが、下が男の子でなかなか髪を切ろうとしませんでした。家の前に丸椅子を持ち出して、周辺に新聞紙を引いて髪を切っていた記憶があります。とにかく髪を切るのを嫌がるので座らせるだけでも一苦労でした、また、切る方も上手だったらいいのですが通常の裁縫用のハサミを使うので思うようには切れないのです。

また、髪型も床屋さんではないので眉の上くらいで横一直線で切り揃えていきます。今だったら”三戸なつめ”的でカワイイと言われたのかも知れませんが、切れない・馴れない・じっとしないの三重苦での散髪のため、横一直線が横ジグザグとなり、おまけに途中で脱走したため前髪の3分の1は伸びた状態ということがありました。その姿は笑うしかなく、とてもそのまま学校に行くとは思ってもいませんでした。しかし、彼はそのまま登校したのです。私はその見上げた度胸に「ヘルメッター」と名前を付けて上げました、しかし、彼は学校から戻るとすぐに床屋へ直行したそうです。せっかくの「ヘルメッター」も一日で終わってしまいました。

髪型で思い出されるのは高校の時の修学旅行です。当時は”アイパー”と呼ばれウェーブやカールを施さない「ちょっとだけヤンキー風」な髪型が流行りました。修学旅行ですから服装は学生服です、当然、おしゃれのポイントは髪型になってしまうのです。学校では、なんであれ固める髪型は禁止されていたのですが、修学旅行を前に町中の理髪店で”アイパー”をかける学生が見られました。

しかも直毛で固めるのですから髪型的には「オールバック」がスタンダードでした。数日前に学校で友人に会うと「なんか、アイパーの流行りよるごたるね、お前はどうげんするとや?」「なんば言いよるとや、こんままでよかくさ、なんでヘルメットのごと固めるとや」「おお、そげんたい」と友人とは、アイパーをかけるなど人の道に外れるくらいの話をしていたのに、その日の夕方には理髪店で会ってしまいました。もちろん、お互い”アイパー”でオールバックにするために。

修学旅行中の大型観光バスの中は大変なことになっていました。なんと80%近い学生がみなオールバックなのです、観光地に行ってもバスから同じ髪型の学生がぞろぞろと降りてくるのには、周囲の人も驚かされたでしょう。この頃から「ヘルメッター」への憧れがあったのかもしれません。(ちなみに学校は福岡では5本の指に入る歴史を持った学校で、普通の高校です。)

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