蒸気機関車の思い出

BSのNHKで鉄道で九州を縦断する番組をやっていました。日田から小倉まで、日田彦山線を鈍行で行くという内容です。日田は大分県なのですが大分よりも地理的には福岡に近いため文化圏としては、福岡よりの感じです。九州で温度が上がると高気温の上位ランクに入ってくるのが日田です。盆地性の気候だからです。そんな日田から小倉まで、懐かしく見させてもらいました。

本州から蒸気機関車が姿を消したのが1974年、九州は1975年とされています。私の記憶では日田彦山線で蒸気機関車に乗ったのが最後の記憶です。おそらくまだ、10才にもなってなかったと思います。母と兄と3人で汽車に乗りました、山間部を走る鉄道なのでトンネルを抜けることが多く、煙が入って来るので窓を開けないように注意されたのは覚えています。そして、煙の臭い、汽笛の音‥。

蒸気機関車が廃止されるというので、従兄が取り立ての免許でドライブに連れていってくれました。1975年よりは前だったと思います。広い田んぼの広がる道を走って、煙を吐いて走る蒸気機関車を車で追いかけました。もくもくと吐き出される煙を見ながら不思議な感情に浸ったものです、自分たちの住む地域には鉄道はなく、めったに利用する機会もないままに廃止されなくなっていく。

そうそう、よく窓から顔を出していると煙で顔が真っ黒になるというのがありますが、前述の日田彦山線に乗った際に窓を閉める前に既にこの被害にあっており、兄と私は顔が少し黒くなっていました。モノクロ写真のような記憶です。

先般、GWに熱海に行ってきました。カミさんと浦和から「小田原行」普通に乗って、時間が長いからとグリーン席を取って2階に乗りました。旅と言えるほどの距離ではなかったのですが「ガタン、ゴトン」とわずかな音を聞きつつの行程、車窓を通り過ぎる風景もいつもとは違って心地良いものでした。でも、子供の頃に乗った椅子の固いあの蒸気機関車の感覚が懐かしいのは何故なんでしょうか、できれば蒸気機関車に乗って行ってみたいものです。

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