バブルを超える有効求人倍率って何?

厚生労働省は5月30日、4月の有効求人倍率を発表しました。先月に比べて0.03%ポイント上昇して1.48倍でした。2か月連続の上昇、バブルのピークだった1990年7月(1.46倍)を上回り、1974年の2月(1.53倍)から43年2か月ぶりの高水準記録らしいです。企業の求人が増えているのに対して求職者の数が減少したのが大きな要因です。増加している業種は運輸・郵便業や製造・建設業での求人です。

バブルの頃、確かにすごい売り手市場だったのですが、今考えると本当に足りていなかったのかどうかもバブル的な感じでした。営業先に大学を出たての新人と訪問すると「よかったらうちに来ないか」などと同じ会社の人間がいる前で平気で勧誘するような場面も見ました。しかし、世の中全体が踊らされているような時代でしたので、なんとなく景気がいい感じがして浮かれていただけなのだと思います。

平野ノラが肩パッドに戦場用無線みたいな携帯を持ってバブルを”笑いのネタ”にしますが、そういう変な時代だったのです。ジュリアナで扇持って踊っていたお姉さんたちも、今では初老のおばあさんです。あの頃、見た目一番での仕事が持てはやされ、土地は転がるだけ転げて、私が生きている間に同じ価格になることは逆立ちしてもないと思います。

そんな異常なバブル景気を超える求人倍率ってことは、ものすごく儲かっているということでしょうか?私は、個人的にはものすごく困っています。統計上の数字がある程度世の中を表わしていることには違いないのですが、一般的に暮らす国民全部が肌感覚で実感できるような状態にはなっていません。もちろん、バブル時代のように浮かれた感覚を持たされるのもどうかとは思います。

43年ぶりに高水準の有効求人倍率を実現したのなら、それを実感できる状況を作っていただきたいものです。数年前、50代の転職可能性は40代のそれに比べて1ケタの数字でした。現状も大きくは変わっていません、大まかな数字だけではなく年代別の雇用率の改善や、性別の雇用率に関しても同じ比重を持って公開していただきたい。

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