「町村総会」って知ってますか?戦後2例目の実施なるか大川村

私の生まれた村は、かなり前に隣村と合併し現在では人口が2,000人を超えています。一時期は1,000人を割り込むかも知れない状態だったのですが、合併することでなんとか2,000人の人口を超えています。最近では福岡市内中心部からの移住者なども募っているようで、定住者増への努力を続けているようです。ところで高知の大川村は離島を除けば400人の人口で日本で最も人口の少ない行政区だそうです。私は1,000人でも過疎が進んだ状態だと思っていたのですが、その2分の1より少ないわけですから、想像するだけでも大変です。

この大川村では村会議員6人の平均年齢が70.8歳を超えており、引退により欠員が出た場合に村議会が稼働できなくなるため「町村総会」による有権者直接参加の議会の設置を検討しているそうです。まずは6月12日に和田村長より町村総会の検討理由などに関する説明が行われ、年内には方向性を決めていく方針のようです。この町村総会が実際に設置されたのは昭和26年から4年間、東京都八丈小島でのことでした。以降、大川村が町村総会を設置することとなれば戦後2例目ということになります。

人口の多い都市部に居住していると、なかなか理解しがたい状況かも知れませんが「人がいなくなる」と言うことは大変なことで、私も村民として暮らしているときには、そのことを痛感しました。まず、基本的なインフラ整備ができないということです、健康面で言えば上下水道の整備や病院の設置です。古くは各戸で井戸を掘っていたのですが水質の問題があり、水道だけは整備されています。しかし、下水に関しては処理の問題がありいまだに汲み取りです。病院も診療所形態の小さなものがひとつあるだけでした。人口が少ない=税金が少ない=整備ができない、やはり人が居てこその生活ということでしょう。

今回の大川村の町村総会の設置も高齢化に伴う人口減少で仕方のないことだと思います。しかし、こうしたことが全国的な話題となるということは地方の人口減少地区での問題が深刻化してきているということです、行政区の維持も大切ですが日常的な生活を踏まえた上で総合的な対策を考えるときが来たのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA