河合雅司氏が語る”不都合な真実”人口激減による国家消滅

日本人が「絶滅危惧種」になるという話が流行っているのをご存知ですか?産経新聞社論説委員で人口政策の専門家である河合雅司氏が書いた著作「未来の年表~人口減少でこれから起ること~」の内容が、日本人が絶滅危惧種になるかもしれないことを語っているのです。本の表紙には…「2020年 女性の半数が50歳超え/  2024年 全国民の3分の1以上が65歳以上に /2033 年 3戸に1戸が空き家に /2040年 自治体の半数が消滅する」と書かれています。

最近、地方のニュース映像などで「当市の人口は昨年より2%伸びており、少子高齢化対策も順調に」などと説明する首長の姿を見ることがあります。本当にそう考えているのでしょうか、冒頭で河合氏の本の表紙に触れましたが2040年、あと23年後には自治体の半数は消滅するんです、少しばかり人口が増えたことをアピールしていた市長さんのところも存在しているかどうか。とにかく数年後には全国で、東京を含めたすべての自治体で人口が減少するのです。この事実から逃れることはできません。

私たちは錯覚しているのではないでしょうか?例えば経済対策が功を奏し劇的に日本経済が好転すれば「少子化」や「高齢者の激増」が避けられるのではないかと、そんなことはありません。川合氏が語るように「不都合」な事実が進行しつつあるのです、不都合であるが故に直視していない人が多いのではないでしょうか。2015年に1億2700万人であった日本の総人口は40年後には9000万人を下回り、100年の後には5000万人になると予想されています。200年後には1380万人、300年後には450万人、450万人というと福岡県の全人口(510万人)よりひとまわり少ないくらいです。そして西暦3000年には2000人と予想されています。

戦争をしなくても国家は消滅に向かって進んでいくのです。目前に迫った問題を考えてみてください「2025年問題」、団塊世代が75歳以上となり医療や介護が不足するのではないかという問題です。周辺を見てください、施設に入れずに待機している高齢者を抱えた家庭の話を聞いたことはありませんか、親の介護の為に通勤に時間のかかる仕事を止めた人の話は?遠い先の事ではありません、すぐそこに迫りつつあるのです。

今後、人口が減少していく中で「若い力」を必要とする警察官・消防隊員・自衛官といった国防や治安の為に働く人材はどうなっていくのでしょう。AIやロボットで代われるものではありません、国家の治安や安全機能が低下することになるのです。こうした急激な人口減少は世界的に見ても稀なケースだそうです、前例のない厳しい未来が待っているということです。

河合氏は状況を好転させる為の施策に関しても触れています。それは「戦略的に縮む」ということです、人口減少を見据えなが社会的なインフラや消費体制をダウンサイジングしていくのです。増やすことができないのならば、その大きさに合わせた進み方を考えていくということです。このブログでも「鹿の惑星」などで限界集落の問題などを取り上げてきましたが、これからはひとりひとりが「減少」に対する認識を持って生きていかなくてはならない時代ではないでしょうか。

参考文献 「未来の年表」河合雅司 講談社現代新書

 

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