6月14日 イギリス・ロンドンでタワーマンション火災、まるで「タワーリング・インフェルノ」

ロンドン市内西部で14日未明(日本時間同日午前)、27階建ての高層マンションで火災が発生、市消防当局によると2階から最上階までが炎に包まれた。警察の発表では負傷者多数、出火から脱出・非難は数時間にもおよび、逃げ遅れて建物内に閉じ込めらている人が複数名いるとの情報がある。BBC放送では現場に消防車40台が急行、約200名の消防隊員が消火活動に当たったと報道。出火の原因は不明、現地からの情報ではアパートには120戸が入っていたという。

このニュースを受けてネット上では「タワーリング・インフェルノ」の文字が行き交っている。これは1975年に公開されたアメリカのパニック映画のタイトルである。年配者なら大ヒット映画だったので記憶している方も多いだろう、この映画は地上550m・138階建ての超高層ビルが火災に見舞われるという想定だった。主演は当時絶大な人気を誇ったポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンのふたりだった。

先月だったかBSで見た、何度も見ているのだが最初から最後までキチンと見たことがなかったので、40年以上ぶりということでキチンと見せてもらった。今まで気が付かなかったのだが、冒頭に”米国内の消防官に贈る”というメッセージを見つけた、今まではビル火災に見舞われた、ビル側の人たちの映画だと思っていたので、改めて視点を消防官(スティーブ・マックイーン)側にしてみて見た。

今までは感じなかったが、自分が消火作業を行う側だったとしたらどうなのか、そう思って見ていると全く違った感覚で映画を見ることができた。単に被害者として火災に見舞われた側の意識で見ていると「助けて」が先に来てしまい、火災そのものが薄れてしまう。自分がそのことに対処しなくてはならないと考えると、何故火が出たのか、どうやって住民を逃がせば良いのか、沈火させる最善策は?と能動的に問題を考えることができる。

近年、映像技術が発達したせいか日常で起きる災害を取り上げたパニックムービーは少なくなったが、今回のロンドンの火事のように日常的に起こりうる高層ビル火災などをモデルにしたパニックムービーを見ておくと、ちょっとだけ別の角度から災害を見ることができるような気がする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA