民放で坂道やってもダメだが、NHKでブラタモやると地質学会から表彰…

タモリさんは幼少の頃、幼稚園を見に行ってみんなが踊っているのを見て「俺にはできん」と言って、小学生になるまで幼稚園に通わず、ずっと坂道を見て過ごしていたという逸話があります。そのため、タモリさんは2000年に日本坂道学会を講談社の方を会長にし、自身は副会長として立ち上げたと言われています。その趣旨は坂道を鑑賞して、ふたりで語ることにあるようです。おふたりが坂道鑑賞のポイントにされているのは勾配、湾曲、歴史的な風情を出すものがあるかどうか、坂道の由緒・由来を自ら調べ感じ取れるかといったことらしいです。

タモリさんの坂道に関する造詣は、彼のシュールな芸風を表わしているとも取れます。さて、そのタモリさんが出演するNHK総合の番組「ブラタモリ」(毎週土・午後7:30)が日本地質学会から表彰されることが16日に分かりました。表彰の理由は”地質学の社会への普及”としています。地質学会のホーム・ページでは「ブラタモリ」に関する番組の概要まで紹介されています(「2009年10月からシリーズ化され放送を開始したNHKの番組」)。

学会ホームページでは「毎回タモリ氏と女性アナウンサーが地域を訪問し、地域の自然・人間・産業との関わりについて、その地域の専門家を交えて紹介する。」と内容を解説、さらに「この番組の特徴は、地質や地理に関する専門的な内容を扱い、その科学的意義に加え社会や産業との関わりを明らかにする構成になっている点である」と番組の性格にも言及しました。続けて、土曜日という多くの人が視聴する時間帯に、専門的な学芸員や研究者を出演させ、地学的な概念や地形、地質発達過程を、わかりやすくイラストやアニメーションで説明している点も大きく評価しています。

学会はタモリさんという地理・地質好きというキャラクターに負う面も大きいが、番組スタッフの地理・地質の重要性への理解がこの番組を成功させていると番組の貢献を賞賛しています。しかし、NHKであれ、なんであれイメージは”地質好きのタモリ”氏が出演するから多くの人が視聴するのであって、まったく同じ構成であってもNHKの男性アナウンサーではこうはならないでしょう。

まあ、日本坂道協会副会長の森田一義氏としては、別に気にもしていないでしょうが、せっかく学会への貢献を感謝するのであれば、「番組」「メインキャラ」を分けて貢献度を評価すべきではないでしょうか?

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