みんな南海トラフ地震を警戒している、長野南部地震の状況説明は正確に。

25日午前7時02分、長野県南部を震源とするM5クラスの地震が発生しました。揺れが大きかったのは木曽町と王滝村でM5.7が観測されました。午前7時45分時点では木曽町で屋根瓦の落下被害、大滝村では一部の断水と落石が確認された他はけが人などはないそうです。本当によかったと思います、震源地周辺の方々は、まだ、余震の心配もありますので気をつけていただきたいと思います。

さて、朝から強めの地震が発生したことで、中部地区の方々を中心に「南海トラフ」地震への懸念が広がっています。ツイッター上でも「南海トラフかと思った」との声が多数寄せられています。「南海トラフ」と言うのは駿河湾を北の端として4,000m以上の海底に伸びるトラフ(溝)のことを言います、溝の南端は九州東方沖にまで達しています。

南海トラフの各所では、M8クラスの巨大地震が100年~200年ごとに発生しています。最も新しいものでは東南海地震(1944年/紀伊半島南東沖震源)、また南海地震(1946年/紀伊半島南方沖)いずれも死者が千名を上回る大震災となりました。しかし、このとき2つの地震の震源地に隣接する駿河湾近くの駿河トラフでは地震が起こりませんでした。駿河トラフは南海トラフの北端です、駿河湾周辺では1854年の安政東海地震以来、150年以上にわたって地震が発生していない状態が続いているため、近い将来に巨大地震が来るのではという風評が1970年代頃から出始め、現在の「南海トラフ」敏感症に至ります。

昨年、2016年6月25日午後13時51分、新潟県上越地方を中心とするM4.6の地震が発生しました。ちょうど1年前です、覚えておられる方はほとんどいないのではないでしょうか。日本は地震が多いため被害が出るような状態でないとなかなか記憶に残らないのが現状だと思います。その一方で「南海トラフ」の情報は個人レベルで駆け回っています、気象庁は物理的被害が出る規模の地震に関しては明確な説明を行い、予想される巨大震災との因果関係なども解説すべきではないのでしょうか。

まずは公的に適確な情報開示を行うことこそが震災対策の第一歩かと思います。しかし、本当に地震予知が可能であって、1週間前に来ることが分かったとしても、それへの対応は困難を極めると思います。しかし、そうしたことが数千、数万の人命を救うことになるのではないでしょうか。

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