カブト虫より、やっぱりクワガタが好き。昆虫採集の季節!

小学生の頃は、夏と言えば山でも海でもなく「クワガタ」を捕る季節でした。梅雨が明けるか明けないかくらいから採集の季節が始まります。朝1番に行って、夕方また出かけるという二度のクワガタ狩りが基本でした。クワガタが寄って来るのはクヌギの木と、表面が意外につるっとした木で葉っぱが観葉植物的な木(名前が分からない)の2種類だけでした。

捕獲できる木の種類が決まっているため、他のライバルを出し抜くか、自分しか知らない木を探さなくてはなりません。近所の子供に勝つのは難しいことではありませんでした、朝は6時、夕方は7時と決まった時間に捕獲場所に通うのです、自然とその時間帯はライバルと会うことは無くなります。私の場合は、よほどのことがない限り7月~8月中旬までは休みなく出かけていました。1日に1匹の日もありますが、多い時には10匹以上も捕れることがありました。

最近では、虫の生態に合わせて樹液などを木に仕掛けて捕獲する方法などを子供向けに情報として流しているようですが、私的に言えば邪道です。クワガタは木を蹴って落ちたものを拾うか、樹皮に止まっているのをそのまま掴むか、自然のままに捕獲することに醍醐味があるのです。罠を仕掛けて捕るようなことでは、楽しさが半減してしまいます。それこそ、ジャングルで野生動物を狩るのと同じなのです。

自分だけの秘密の木を偶然に発見することがあります。これは黄金の木と言ってもいいくらいの木で、大量の樹液を出している木なのです。行けば必ず収穫があります、杉の木の群生を抜けた高台にポツンと1本だけ生えているクヌギがそうだったり、国道脇の崖の上に生えている、わずか60㎝くらいの木だったりと、まったく外見では判断できない場合が多いのです。そうした木を見つけることが、その夏一番の冒険だったりします。

まるで金鉱のようにお宝を生み出す木ですが、毎年その状態が続くわけではありません。その年、黄金の木となったものは翌年は普通の木になってしまいます。「あんなに捕れたのに」と寂しい思いはするのですが、また新しい木を探すことのへのワクワク感の方が大きかったと思います。

私はミヤマクワガタとノコギリクワガタが好きでした。特に大型のミヤマクワガタともなると侍の甲冑を思わせる風貌で、ずーと見ていてもあきませんでした。ノコギリクワガタの大きなものは「水牛」と呼ばれ、角が水牛のように波うっていました。その形のクールなことといったら、子供にとっては最高の遊びでした。

クワガタ捕りは初夏に始まり、お盆過ぎくらいには終了します。昨日まで賑わったクワガタの木が、お盆を境に静かになっていくのです。

いいっすね、今年は久しぶりにクワガタ狩りに行ってみようかな。

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