柳川のうなぎと浦和のうなぎ、どっちも美味いんですけど。

2017年、今年の土用の丑の日は2回あります。7月の25日と8月6日です、今年は二度もうなぎを食べるチャンスがありますから、暑さ対策にぜひうなぎを食べてください。私は福岡の生まれで「柳川のせいろ蒸」のうなぎを見て育ちました、関東での引っ越し先はさいたま市浦和「浦和のかば焼き」がおいしいところです。柳川のうなぎと浦和のうなぎの違いは”蒸す”工程が入っているかどうかだけで、味がそんなに違うとは思いませんでした。

うなぎに関してはいくつか思い出があって、小学生の頃、父親と川にうなぎを捕りに行きました。当時はうなぎは淡水魚で川でずーと暮らす生き物なのだと思っていました、うなぎが海で産卵し川に登って来ると知ったときは驚きでした。川でうなぎを捕る場合、私たちは釣るのではなく、罠を仕掛けていました。うなぎ針と呼ぶ大きな釣り針に太めの糸を付けたものを何本も用意し、その針にどじょうの物切りを付けて川に流しておくのです。川の上に垂れている木の枝などに糸を結んでおきます、夕方に仕掛けて早朝に回収していました。

一回に十数か所仕掛けて、1~2匹くらいは捕れていたような気がします。稀に大物が掛かることがあって、兄や父と大騒ぎでうなぎを捕まえるのは楽しい経験でした。なんでも、今では孵化して養魚する技術が開発されているそうですが、基本的にうなぎは「しらす」を捕って、それを養魚するのが通常です、うなぎの海での産卵場所は特定されていませんでしたが、最近ではマリアナ諸島の北西部と言われています。しかし、人口孵化するところからの養魚では費用がかかりすぎるため、現状、しらすを捕獲して育てるスタイルが一般的なようです。

九州は柳川のうなぎ「せいろ蒸」は、腹開きにしたうなぎを焼き上げた後に蒸します、蒸すことによって香ばしく肉厚で柔らかいうなぎ料理となります。浦和のうなぎは背開きにして、そのまま焼いていきます、タレを付けて「かば焼き」にしていくのです。どちらもおいしいです、「侍が腹を切るのは縁起が悪いから関東は背開き」「商人は腹を割って話すから腹開き」などと言われていますが、お重に乗ってしまえばどちらも同じです。

最期に、丑の日は四季それぞれにあるらしいです。「土用」は立春、立夏などの四立の前の18日間のことを言い「丑の日」はその期間中の丑の日を指すものだそうです。この、うなぎのための「土用の丑の日」は平賀源内が提唱したとして有名です、うなぎの旬は冬で夏場は売れなかったため、うなぎ屋が夏場の売り方を相談した際に平賀源内が「本日は丑の日という張り紙を店に貼りなさい」とPRの為に”う”の付く日として宣伝するように教えたのが始まりとされています。チョコレート屋のバレンタインのようなものです。

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