バリで人気のサテは犬肉か、犬は食料じゃない友達だ!

ロイターによると7月10日、オーストラリアの動物愛護団体「アニマル・オーストラリア」はインドネシアのリゾート地バリ島で年間10万頭もの犬が残酷で不衛生な方法で処分されており、島を訪れる観光客は知らない間にその犬肉を食べているかもしれないと警告しています。地元政府はこの主張を強く否定、バリ島では犬肉は法的には禁止されていないが、観光客に出すようなことはないとしています。

バリ州のバスティカ知事は「犬肉に関する報道は嘘だ、私が確認した。バリ島の犬は残酷に殺されてサテにされて売られているというが、真実ではない」と述べています。しかし、動物愛護団体はこうした当局の説明に納得しておらず、今後もバリ州政府関係者に対して犬肉ビジネスを止めるよう求めていくとしています。

犬肉を食べる慣行は東南アジア、中国、韓国、日本それぞれの地域にあります。日本でも食糧事情の悪い時代には犬肉を食べた記録が各地に残っています。最近、話題となったのは中国南部の広西チワン族自治区玉林市で行われている「犬肉祭り」です。玉林市では毎年、夏至に合わせて「犬肉祭り」を行っています。地域の住民は犬肉食は伝統のひとつとして考えており、これを止めることは考えられないといいます。しかし、犬肉食は中国全土で行われているわけではなく、国内の動物愛好家からは反対の声や、食用にされる犬たちへの直接的な救出活動が行われています。

忘れていけないのは隣国・韓国が犬肉食を容認していることです。1998年のソウルオリンピック、2002年のFIFAワールドカップ開催時には犬肉食を抑制する動きがあったのですが、2008年4月にはソウル市特別市当局は正式に犬肉食に対する嫌悪食品禁止令を解除しました。法的に犬肉食を認めているのです。韓国では年間に250~300万頭の犬が食用にされ、その3分の1、100万頭近くが暑気払いのための鍋(ボクナル)として使用されます。隣国の食文化とはいえ、日常的には知らされていない事実です。

日本人がクジラやイルカを食べることを蛮行と批判する外国人がいます。それと同じように「犬」を食べるからと、そのことを批判することはできませんが、欧州で犬を食べる慣行が無いのは牧羊犬などの「仲間」的な存在だからと言います。近年、日本を含めたアジア地域でも「犬」をペットとして位置づけ、家族の一員として見るようになってきました。友達は食材ではないので、食べるべきではないと思います。

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