観光部族ボラ族にボラれる取材はつまらない、もっと過激に部族アースを!

7月2日に放送された「大アマゾンスペシャル」で番組ディレクターの友寄氏がボラ族の集落を訪ね、踊りをさんざ見せられたあげく、よくわからない民芸品を買わされるシーンがありました。現地案内役のホルヘさんも「なぜ、ことわらない?」と呆れていましたね。そうなんです、日曜日のゴールデンタイムだから生魚食べたり、ワニ食べたりの「食神」的なシーンは控えて、現代少数民族の悲しき問題を取り上げたのでしょう。

せっかく深夜枠で盛り上がってきたのに、ゴールデンで見せられないんであればゴールデンでやる必要はないのではないでしょうか?民芸品を売りつけた部族が村に帰るのに同行して、その村での生活を取材して部族の貴重な一面を見たってのはないでしょう。行った先の村でも、やっぱり同じように催事場を抱えた部族がいて「見るんだった人を集めるから」みたいなエピソードもありました。私は一視聴者として現代文化に飲み込まれて貨幣経済に駆逐されていく少数部族の現状をみたいのではありません。

U字工事が同行した「戦闘部族」カンドシ族の取材はいいと思いました。外国人は見たこともなく、日本なんて聞いたこともない人たちの取材をするのです。最初は警戒心が強く排他的なイメージを受けるのですが、いっしょに狩りや船づくりに同行するうちに打ち解けてきて、人間関係の原点を感じるような気がしました。本人たちも嫌でしょうがネクタイを締めて、部族の中に入っていって、怯えたり、喜んだり、いい取材だと思いました。

友寄ディレクターのすばらしさは、現地の人間ですら及ばない好奇心や食欲です「そんなもの食べないよ」「生なんかでたべちゃダメだ」「そんなにアルコールを飲む奴はいない」とにかく、同じ日本人として嬉しい感じだったのです。現地の人間が口にしないモノを食べ、体に塗り、誰にもでも同じように接する。その感じが、とても新しく感じられたのだと思います。

確かにゴールデンタイムであれば、あまり過激な内容を流すわけにはいけないかもしれません。しかし、ジャングルの実態や部族の生活を友寄ディレクターのように体験的に見せてくれると、ジャングルが少し近づく気がするのです。

ツイッターの投稿に「子供が明日行ってみたい」というのがありましたが、きっとそれはアクティブな友寄ディレクターの姿を見たからではないでしょうか、観光部族の実態も悪くはないのですが、ネイティブを凌駕する友寄パワーを見たいと思います。

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