認知症予防のためのコグニサイズ、他人事じゃない”当たり前”の維持

少し前に耳鳴りがひどいので脳神経外科でレントゲンを撮ってもらったことがあります。医師の説明によると、すぐに重篤な結果を招くような症状はないし、大丈夫だが、数ヶ所に白くなった脳梗塞のお痕が見られると説明を受けました、発生した部分が身体の麻痺などに直接関係する部分ではなかった為、問題がなかったのだそうです。今後は食事に気を付けて、運動もするように注意されました。

非常にショックでした、年齢的には何があってもおかしくはない年齢なのですが「脳梗塞」と言われると落ち込んでしまいます。直接的な脳の障害もさることながら、最近気になるのが認知症です。現在65歳以上の4人に1人が認知症かあるいは予備軍と言われています。2012年の調査では、認知症が原因で徘徊し、家族らが行方不明者として警察に届け出た人の数は9607人にもなります。認知症をいかに予防するかが社会的な課題となってきています。そうした中で、認知症の様々な予防法が考えられています。そして、新しく「コグニサイズ」という予防策が国立長寿医療研究センターで開発されました。

コグニサイズとは認知症予防を目的とした取り組みを総称した造語です。英語のcognition(認知)とexercise(運動)を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言います。コグニションは脳に認知的な負荷がかかるような各種の認知課題が該当し、エクササイズは各種の運動課題が該当します。運動の種類によってはコグニステップ、コグニダンス、コグニウォーキング、コグニバイクなど、いろいろな類似語がありますが、コグニサイズはこうしたものを含んだ総称です。

コグニサイズは、基本的にはどのような運動、認知課題でも構いません。ただし、以下の内容が考慮されていなければなりません。

1.運動は全身を使った中強度程度の負荷がかかるものであり、脈拍数が上昇すること。

2.運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっていること。

例えばこんな認識課題です。

〇ステップ1/両足で立って、しっかり考えながら1から順に数を数え、「3」の倍数では手をたたきます。

〇ステップ2/ステップを覚えます①右足右へ→②右足戻す→③左足左へ→④左足戻す(①~④を繰り返します)リズムよくステップします。

〇ステップ3/ステップ1とステップ2を組み合わせます。ステップ運動+3の倍数で拍手です。

どうでしょうか、簡単な動作と決まったルールの組み合わせですが、うまく出来たでしょうか?健康な方なら「出来て当たり前」と言われるかもしれませんが、当たり前のことが出来なくなっていくから困るのです。こうしたことを意識しながら生活していくと、自分が出来るできないではなく、周囲の人にも気遣いができるようになるのではないでしょうか、これからはお互いが気をつける、そんな時代だと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA