木曜の深夜枠は「クレイジージャーニー」がお薦め、今一番面白い。

最近、残念なのは深夜枠のスパイスの効いた番組がどんどんとゴールデンの枠に出ていくことです。特に興味を持って見て来たのはTBS系『クレイジージャーニー』毎週(木)11:56~なのですが、この番組も8月16日(水)にゴールデンで2時間スペシャルをやることが決定しています。この番組は「一般の人とはかけ離れた価値観や常識を持った人達が地球を巡って探検や冒険、危険な挑戦を行う姿をドキュメントした番組」です。MCは松本人志、小池栄子、設楽統の三人。

この番組の面白さは予想のできない本当の現実が見れることです、スラムに入ればスラムの日常を切り取り、火山地帯を歩けば火傷してもしょうがない状態でカメラを向け、自らが崖からジャンプしてパラシュートを開けば失敗して骨を折り、見ていて「本当に放送していいのか」と思えるようなシーンが続出します。だからこそクレージージャーニーなのでしょう。どっかの局のジャングルものと同じようにゴールデンの時間帯に進出して中身が緩くなるようなことは、避けていただきたいのです。ピリッ!!と辛口なところがいいとこなのですから。

お薦めクレイジー TOP3

第3位 写真家 佐藤健寿さん

この方の魅力は飄々としたところにあります、どんな危険な状態にあっても大きく崩れることのない姿勢に敬服させられます。佐藤さんは奇怪遺産というテーマで世界各地の廃墟などを訪ねています。(「世界の廃墟」佐藤健寿  飛鳥新社)番組で印象に残っているのは、エチオピアの北東部・ダナキル砂漠内にある世界一低い活火山 エルタ・アレ(613m)。なんの囲いもなく、すぐそばを流れる溶岩は生き物のように見えました、現地では「地獄の入り口」と呼ばれているそうです。また、チェルノブイリのその後なども紹介してくれました。通常では見れない場所を見せてくれる、同じように追体験させてくれるところがすばらしいところです。

第2位 写真家 吉田凪さん

吉田さんは「裸族」を中心に撮影活動する写真家です。変わっているのは被写体となる、その部族へのアプローチの仕方で、自身が裸族と同じ衣装や裸にペイントで集団に溶け込んでいくのです。最初は硬かった現地の人間も吉田さんの行為に心を開いて迎い入れてくれるようになります。そうして撮影した写真は誰にも撮れないすばらしい内容になるのです。しかし、裸になるとリスクもあり現地の男性に乳房を触られて苦笑いするようなこともありました。さらに驚くのは彼女の食に対する偏見のなさです、衛生状態などお構いなしで野生動物の肉や現地醸造の酒を平気で飲食します。こうした点も、いままでの取材者には見られなかった特徴です。

第1位 ジャーナリスト 丸山ゴンザレスさん

私的にはNo.1レポーターです。どんな危険な状態にあっても慌てた様子を見たことがありません。また、通常では躊躇するような急遽対応の事態でも、まず自分から動きます。取材中に死人が出るのであれば、この人が真っ先に死ぬんだろうなと思ってしまいます。メキシコの麻薬戦争を取材したときには高速道路の脇に死体が転がっていました。どこの番組で冒頭から本物の死体が出て来る番組があるでしょうか?それから、ラスベガスの地下生活者、スラムの現状、家だらけの島、墓所で暮らす人々、やはり見たことのない世界を追体験させてくれるのです。

できれば広く、こうした番組が知られることは喜ばしいことなのですが、子供さんから高齢の方まで見られる時間帯ということで、通常の世界紀行のようになっても面白味に欠けます。どうか、オリジナルの良さを残して特番を製作してくださいまし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA