“山の日”特集 夏休み特別企画「僕の山」③鹿の惑星 特別編

岡山でヒアリ200匹が見つかったそうです、もう何か所目でしょうか?間違いなくヒアリは日本国内に入り込んでいます。セアカゴケグモ、咬み付きガメ、雷魚、ジャンボタニシ…。当初は養殖用に持ち込まれたもの、ペットで飼われていたもの、その導入は様々ですが日本国内生物の生態系を脅かし、最近では生活者である私たちの環境さえ破壊しかねない状態となっています。

最近、知って驚いたのはキョンです。小学生の頃、漫画雑誌「少年チャンピオン」に”がきデカ”(作:山上たつひこ)という人気漫画が掲載されていたのですが、その中で主人公がギャグとして『八丈島のキョン』と言うのです。当時の流行語にもなりました、しかし、誰もこのキョンなるものが外来生物であるということを知りませんでした。鹿に似たカワイイ動物で八丈島に生息するくらいの知識しかなかったのです。

キョンは中国東部、台湾に自然分布しています。体調は70~100㎝、肩高40~50㎝、体重10~15㎏。オスには短い角と牙があります、日本には本来生息しておらず動物園などで飼育されていたものが逃げ出して野生化したものです。伊豆大島では、昭和45年に都立大島動物園から逃走したキョン十数頭が野生化し、繁殖して東京都環境局の26年の調査では1万1千頭にまで急増、約8300人の大島町の人口よりも多くなってしまい、増加数に対して捕獲数が追いつかない状態となっています。

大島町の発表によると26年度の鳥獣によるアシタバなどへの農産物の被害額は約581万円、そのうちキョンによると思われる被害が約380万円。畑が全滅した農家もあり、町では人家や畑を中心に、わなを仕掛けて捕獲しています。先般も小池都知事がインタヴューで「捕獲費用を増額します」と述べていたのが印象てきでした。これは、外来生物との生き残りをかけた戦いなのです、私たちはもっと情報を知り、然るべき対応を行政に求めていくべきです。

そうです「キョン」よりも深刻なのが「鹿」なのです。

このブログでは「鹿の惑星」と題して人口減少地区で増殖していく鹿について書いてきました。現実問題として「キョン」以上に対応が急がれるのが鹿対策ではないでしょうか。先般、奈良県では増えすぎた鹿の駆除が問題となっていましたが、害獣となる恐れのある動物に関しては生息域を限定して、その個体数を管理する必要があります、奈良のように鹿=神の使いであれば尚の事ではないでしょうか、もう自由に放し飼いが出来る状況ではないのです。

私が懸念するのは地方山間部などです、私の北部九州の実家周辺では集中豪雨で山や耕作地のほとんどが被害を受けています。その地域内に住民以上の鹿がいるのです。恐らくは一度も調査をかけていない為、その実態が明らかになってはいないのでしょうが、私が何度か見た感じでは、すでに住民の総人口を上回っているのではないかと推測します。

鹿は熊などとは違って「襲ってこない」とされていますが、それは通常のことです。災害などで食料の調達が出来なくなって人里に現れる獣にルールがあるとは思えません、彼らが人を噛めば簡単にケガを負わせることができます。また脚力も強く腹部などを蹴られれば内臓破裂も考えられます、また怖いのはウイルスなどへの感染です。災害対策が落ち着き、生活の方向性が出てきたら早急に害獣対策をされるようお願いします。私は今でも夢の中で見ます、暗がりに光る無数の鹿の目を。

※参考記事

〇「鹿の惑星」その① 鹿との初遭遇

〇「鹿の惑星」その② 第二次接近遭遇”衝撃”

〇「鹿の惑星」その③   第三次接近遭遇”捕獲”

〇「鹿の惑星」最終章 ”侵略”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA