お盆休みに見ておきたい「高倉健」主演映画3作品

少し前に「一番怖い映画」を考えたので、今回は自身の好みの映画を推奨してみようと思います。私は北部九州の出身なので高倉健さんが大好きです、もうお盆休みは終わってしまうかもしれませんが「夏に見たい」ということで、私のお薦めする高倉健さんの映画をご紹介したいと思います。もう、若い方は昔のヤクザ映画のころの健さんは知らないでしょう。昔のヤクザ映画では、待っている池辺良さんが「あっしも、いっしょに」と言うと長ドスを持った健さんが「おめえさんには、関係ないことです」と言う、決まりきったシーンがあるのですが、子供の頃はこのシーンが一番好きでした。健さんがもろ肌脱いで切り合うシーンは、あまり好きではありませんでした。というか、任侠シリーズや網走番外地シリーズは、あまり好きな映画ではありません。

私が高倉健さんを「いい俳優」だと思ったのは「幸福の黄色いハンカチ」からだったと思います。刑務所から出て来たばかりの健さん演じる主役の男が駅前の小さな食堂でビールを飲みます。このビールを飲むシーンのために健さんは食事も水分も取らずに撮影に備えたという話が残っています、実にうまそうにビールを飲みます。私見ですが、健さんはあまり演技が上手な方ではなかったと思います、演技上手であればわざわざ食を抜かなくてもビールをうまそうに飲むことが出来たはずです、そこんとこが、この人の「不器用ですから」っていう魅力だと思います。

健さんは自身で独立プロを立ち上げてから「幸福の黄色いハンカチ」に出演されます。1976年に東映を退社、フリーとしての第一作は「君よ憤怒の河を渡れ」でした、この作品は中国で評判を呼び空前のヒットになります。翌年に「八甲田山」「幸福の黄色いハンカチ」の2作品に主演、第一回の日本アカデミー賞の最優秀男優賞を受賞します。まぁ、健さんの歴史を私が語っても仕方ないのでお薦め作品のご紹介をしたいと思います。

私がお薦めする高倉健主演作品ベスト3

第3位 ブラックレイン(1989年)

ご存知のように松田優作さんの演技がハリウッドで話題になった作品です。監督はリドリー・スコット アメリカ側主演はマイケル・ダグラスでした。舞台が東京ではなく大阪だったのも印象的でした。物語はニューヨークで殺人を犯したヤクザ(松田優作)をニューヨーク市警の刑事(マイケル・ダグラス)が大阪府警に護送してくるが、犯人を奪われてしまい、大阪府警の警部補(高倉健)と協力し事件解決に乗り出していく、というものです。健さんのプレゼンスがマイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアにまったく劣っていないことが嬉しかった作品です。健さんは他にも海外作品に出演されていますが、私はこれが好きです。ちなみに、このときの撮影監督は「スピード」のヤン・デボンで、後にハリウッド版「ゴジラ」をデボンが引き受けた際、健さんにオファーが来ます。カメラテストまで済んでいたようですが、デボンが監督から降ろされ健さんも出演を辞退したというエピソードがあります。

第2位 海峡(1982年)

青函トンネル工事の話です。三船敏郎と石原裕次郎には「黒部の太陽」という傑作工事映画があります。健さんには、この「海峡」です。30年にわたる青函トンネル工事を国鉄技師(高倉健)を通して描きます。東宝設立50周年記念作品で、吉永小百合、森繁久彌、三浦友和、大滝秀治、笠智衆、大谷直子など豪華な出演陣が実現しました。また、シンガーソングライターの南こうせつさんが初めて本格的な映画音楽に取り組んだ作品としても話題になりました。映画のラストでは作業員たちがトンネル貫通に湧くシーンが描かれていましたが、実際の先進導抗貫通は作品公開の翌年1983年、本坑貫通は1985年でした。しかし、私が一番好きなシーンはラストの貫通シーンで健さんがガッツポーズを決めるところです。

第1位 駅STATION(1981年)

警察官の英次はオリンピックの代表選手が期待された射撃選手でしたが、過酷な仕事や射撃練習のための合宿などで家庭がうまくいかず離婚してしまいます。その後先輩刑事が連続警察官射殺犯に撃たれる事件などがあり、射撃でも成績を上げることが出来ず、月日が流れ英次は警察を離れることを考えますが…。舞台は北海道増毛町、雄冬岬、札幌市などです、様々な人間模様を描き出しながらストーリーは進行していきます。劇中でャ八代亜紀の代表曲「舟歌」が印象的に使用されています。(3度かかるんですが、何度見ても絶妙なタイミングなんです)

監督は降籏康男 脚本:倉本聰 撮影:池田大作 音楽:宇崎竜童 出演者:高倉健、賠償千恵子、いしだあゆみ、烏丸せつこ

一度ご覧ください。絶対に損はありません!

 

 

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