電話で涙する「もう、昔のごたる豚骨は食えんとやろ」酒ば飲んで締めのラーメンが食いたか!

高校の同期から久しぶりの電話がありました「あれも死んだ、これも死んだ」50の坂を下り始めると、けっこう先に行く奴が出て来るものです。いくら寿命が伸びたと言ったところでタバコ吸って酒飲んで、好きなことばっかやってりゃ死んでもしょうがありません。友達の近況もさることながら、今日はラーメンの話で盛り上がりました。最近では博多でもハイカラなラーメン屋が人気で「shin shin」という英語表記の店が人気だったりするそうです。

昔、友人と門限の過ぎた「九州英数学館」の寮を窓から抜け出して”長浜ラーメン”を食べに行きました。当時は1杯350円だったと思います、長浜には2軒のラーメン店があり、双方ともに本家を名乗っていました。引き戸を開けて間髪入れずに「カタ!」と”おらび”ながら席に着き、すぐにラーメンが出され1分で麺を啜り、半分くらいの量を残して「替え玉!」「替え肉!」1杯目が2分で終わる頃、替えセットが来て全行程3分くらいで終了していたような気がします。

その頃はまだ「一風堂」などの洒落たラーメン屋はなく、とんこつ地獄比べ的な世界だったような気がします。社会人になって酒の後の締めでラーメンを食べるようになってからは薬院の『八ちゃん』ラーメンが習慣でした。親父さんはカウンターの向こう側で特性のミニ餃子を作りながら、自慢の地獄豚骨を提供していました。決まり台詞は「うちは脂の濃かとやけん、3層になっとる。最後に髄の残っとろうが、うちのごたるスープはなかと」と訳のわからない説明をしてくれました。

友人の言うには「昔のごたる豚骨はなか」とのことでした。私もそう思います、昔なら関東の人間が店の前で臭いを嗅いだだけで嘔吐するような、気合の入った豚骨スープがあったのですが、だんだんと平準化されているようです。

それでも、やっぱり豚骨地獄は残っている。

とはいいつつ、やっぱり気合の入ったラーメン屋はあるのです。私も以前行ったことがあるのが『元気一杯』というラーメン屋さんです。ここのスープは濃い、豚骨ラーメンらしいラーメンです。

しかし、面白いのは店構えと店舗内容なのです。営業しているかどうかは、表に出してあるカンカンの灰皿で決まります、灰皿が出ていればオープンです。表は表示がなく普通の事務所の感じです。店内に入っても、メニューなどの貼り出しはありません「ラーメン」しかないからです。お姉さんにラーメンを頼むと、しばらくしてラーメンを運んできて「まずは、スープから」と必ず言われます。濃厚な豚骨スープを味わってから麺に手をつけます。

ちなみに先に麺を食べて「血だらけ」にされた客がいたという都市伝説があります。間違っても麺を先に食べるような暴挙を犯してはなりません。

まあ、冗談ですけど。一度行ってみてください、豚骨ラーメンらしいラーメンです。美味しいですよ!

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