ダイエットのあり方を考える ~その② おやじの病気

40歳を超えると血液検査をして何らかの数値異常が見つかるのは珍しくない、おあやじが2~3人集まると「俺なんか肝臓の数値が悪くて」「俺は血糖値が下がらないんだ」と健康談義に花が咲く。しかし、この段階で本当に体のことを考えている人はほとんどいないのです。なんか、どっか悪いところがあることが仲間意識を煽っており、少々数値が悪いところがあっても問題はないと考えてしまうのです。

私もそうでした肝臓、尿酸、血糖値、少し高めだけどと言われている間は何もしようとしませんでした。しかし、その状態で1年も放置すると病気となって治療の必要を迫られるようになってきます。私の場合には、ある日ひざに腫れた感じがあって歩くと違和感を感じるようになりました、数日で痛みを感じるようになり、その痛みは耐え難いものとなったのです。自分で歩くことさえ難しい状態となり整形外科に行って鎮痛剤を打ってもらい診察を受けましたが原因ははっきりしませんでした。その後、内科で「もしかしたら尿酸が原因で痛風の発作かもしれません」と言われました。

私は『痛風』なんかではない自信がありました、痛い部分がひざであることやこれまでに数値は高くても『痛風』などと言われたことがなかったからです。しかし、結果は見事に『痛風』でした。血液検査の結果、尿酸値が高くなっていたことが確認されたのです。このときからです、血液異常が出ているということは病気になっているんだという認識を持つようになったのは、医師からは食事の内容に気を付けて水をたくさん取るように言われましたが速攻で効く療法はなく、尿酸値を下げていくしかありませんでした。

尿酸値の値だけではなく血糖値も高くなっていました

その後、尿酸値の値は下がってきたのですが、今度は血糖値が上がってきて「ほとんど糖尿病です」と言われてしまいました。中性脂肪の値も高く、私の血液は工場の排水のように濁ったものになっていたのです。かなり落ち込んだのを覚えています、しかし、自分の不摂生が招いた結果だったので仕方ありませんでした。そんな時、医師の方から「血液の数値に関しては体重を下げることで改善が見込めます。3㎏も減れば劇的に改善しますよ」と言っていただきました。

それから2か月くらい食事に気を付け(なるべく糖質は取らないようにしました、運動するように心がけました)その結果8㎏近く減量することができ、血液の数値も驚くほど改善されました。血糖値も大きく下がり医師からは「こんなに短気で改善したのは珍しい、薬を飲む必要はありません」と言っていただきました。

短期に減量できたのには理由がありました。私がまだ若い頃、大病して入院から解放された方がこう話していました「ほとんどの人は自分の病気を大切にするのです。本気で病気と向き合って治そうとしないのです、状態が悪くなれば医師の力を借りて治療はしますが、血液の数値が悪いくらいだとお互いに自慢しあって、自分の病気を大事にしてしまうんです。病気を自覚することが大事です、悪いから治すという明確な意思を持たなければいけません」と言われたことがあります。

その時から20年以上経って、その意味がよくわかりました。太っていても自分で自己弁護してしまい太っていることは悪いことではないと正当化してしまうのです。肥満が体調悪化の源泉になっていきます、それでも「まだ大丈夫」と自分を騙し続けるのです。私は自分の間違いを認めることで減量に成功しました、同じように禁煙することも出来ました、これは「自分は病気なんだ。治す必要がある」と自覚を持って生活できるようになったからです。ダイエットに大切なものは”動機”です、なぜ減量が必要なのか自分が明確に理解しておくことが大切だと経験しました。

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