陸海空を見て思う「流行り」は見る者が作り、作り手が見る者に合わせようとして終わっていくのだと

引用 陸海空こんな時間に世界征服なんて

「陸海空 地球征服するなんて」を見て考えてしまいました。何かお気づきではありませんか?そうです”こんな時間に”が取れてしまったのです。土曜夜9時59分スタートであれば”こんな時間”ではないということでしょうか。はたまた”こんな時間”が取れて『内容』がその分変わったということでしょうか。私としては後者を採りたいと思います。なぜなら、視聴者が増えた分無難な内容になってしまった気がするからです。それに番組としての冒険の主役は「U字工事」の二人ではなかったのですか、ナスDと呼ばれる友寄ディレクターのキャラが話題になってしまい、それではそちらでということになってしまったのでしょうか。

私の世代の人には馴染み深い番組に「11PM」と「トゥナイト」という深夜枠の番組がありました、その番組のタイトルが新聞の番組欄に載るだけで鼻血が出るのではと思うほどでした 11PM『今夜、貴方に見せる豊満な…』トゥナイト『歌舞伎町風俗最前線、今夜も見せます』。夜も11時を超えると成人しか見ないだろうという視点に立った番組製作が行われた時代がありました、テレビにイヤホンを付けてこっそり見ていた子供がたくさんいたはずです。

この時代の深夜枠はタイトルは思わせぶりなのですが内容はそれほど過激なものはなく、11PMでは時折ストリップなどもやっていたと思うのですが、まあそれほ

引用『陸海空こんな時間に地球征服するなんて』

どの破壊力はなかったように記憶しています。しかし、はっきりしていたのは深夜番組にはそれなりの色があって、決して時間枠を超えて放送ができるような内容ではありませんでした。そこが深夜番組の良さでもあったと思います。

陸海空が時間帯を超えて放送になる=視聴する対象層の幅が広がる、ということは過激な内容や倫理規範から外れるような内容は避けることになるということでしょう。そうなると、元々深夜枠で評判を得た部分は出せなくなるということではないですか。例えば友寄ディレクターがジャングルの奥地の醸造所で飲酒するシーンなどがそうです。大量の酒を飲むシーンを公共の電波に乗せますか?「大酒飲みの愉快なキャラクター」は伝わりますが、世の中のお母さんが認めてくれるでしょうか。また、生魚をそのまま食べるシーンもそうです、私的には”食神”と名づけて面白がっていたのですが、通常時間帯に耐えられますか?

というような理由で審議を必要とするような”猿を食う”シーンは流すべきではないと思う

今回、次回の予告で少しだけ猿を食べるシーンがでていました。「審議中」とナレーションで言ってましたが、なんで強調する必要があるのかがわからないのです。紀行番組として現地住民の生活をドキュメンタリーとして紹介するのなら「彼らの主食は猿の肉です」「毎日、彼らは種類の違う猿を狩っては食べています」と坦々と流せば済むことではないでしょうか。私たちがクジラを食べるシーンを「なんと野蛮な民族なのでしょう、クジラを食べています」と紹介されたいですか?

この番組は日テレの『謎とき冒険バラエティー 世界の果てまでイッテQ!』に対抗できるような世界を巡る紀行番組を作りたいとテレ朝が考えた番組だと聞いたことがあります。であるなら、世界を駆け回るのは「演者」としてのタレントであり、その「演者」を中心に展開していくべきではないのかと思います。陸海空は担当の友寄ゼネラルプロデューサーの思い入れが強すぎたのか、少し方向性が違ってきているような気がします。

先走った友寄GPの奇行やキャラが光ったのは深夜番組としての色だと思います。通常時間帯に引っ越して「イッテQ」に対抗しようと言うのであれば、猿を食うシーンではなくU字工事が地元原住民の生活を紹介する姿を映すべきだと考えます。それでも「陸海空」が面白ければ、この番組は成功なのではないですか。また、番組中で歌を歌ってください友寄さん、あれは良かったですよ。

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