北朝鮮で納豆がブーム”よど号”のっとり犯が食べ過ぎて検査。

核実験で山が崩れて中国側にも放射能漏れが出るのではと世間を騒がせている北朝鮮ですが、これは何!というような話題が別の意味で世間を騒がせています。それは北朝鮮の首都平常で日本の伝統食「納豆」が人気を呼んでいるというのです。個別に包装ができる「納豆工場」を映した北朝鮮発の動画ニュースで6月に確認され、平壌で暮らしている日航機「よど号」ハイジャック事件のメンバーも今月、支援者向けの機関誌で「まさに日本の味」と絶賛したそうです。久しぶりの故郷の味にハイジャック犯も食べ過ぎて検査入院したという話まで出ています。

情報統制されている北朝鮮の動画サイトに6月、最新の納豆工場に関するニュースが掲載されました。コンピューター制御された工場内で大量の納豆のようなものが次々に個食用に包装される様子がニュース映像として流され、人気動画サイト、Youtubeにも転載されました。よく見ると、辛子やタレのようなものまで、個食サイズの豆の塊と一緒に四角い白いケースに梱包されているのが見られました。

大豆の発酵食品は日本だけではなく、東南アジアやアフリカなど世界各国で見られます。しかし、日本のスーパーマーケットで馴染みの深い個食向けのパッケージ包装は日本発祥の独自の販売方法です、40~50グラム程度の納豆がタレや辛子入りで冷蔵販売される姿は日常的です。このような日本式パッケージ納豆も徐々に国際的なものになってきています。

海外で暮らす日本人には冷凍された納豆が運ばれていましたが、10年ほど前からは中国や韓国には個食用に包装ができる納豆の製造機械が輸出されるようになり、「日本式納豆」が現地の一部で生産から冷蔵販売までできるようになったといいます。納豆関係者は「北朝鮮にも製造機械が中国などを介して輸入された可能性があるとしています」

海外生活者にとって納豆は「故郷の味」亡命者であってもそれは変わらない。

今回、話題となったのは1770年に日航機「よど号」をハイジャックし、北朝鮮に亡命した赤木志郎容疑者がこの”納豆”を食べて感動したという話が聞こえてきたからです。よど号ハイジャック事件は1970年3月31日に共産主義者同盟赤軍派が起こした日本航空便のハイジャック事件です。このハイジャック事件は日本で最初のハイジャック事件となりました。

羽田空港発現福岡空港行きの日本航空351便が赤軍派を名乗る9名の犯人によってハイジャックされました。犯人たちは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)へ亡命する意思を示し、同国へ向かうように要求しました。よど号は福岡空港と韓国の金浦国際空港での2回の着陸を経た後、4月3日に北朝鮮の美林空港に着陸、犯人グループはそのまま亡命を果たします。

北朝鮮に渡った実行犯グループは到着当初は「世界革命を進める同士」として北朝鮮政府から手厚い歓迎を受けましたが、その後は洗脳教育を受けさせられて北朝鮮の為に働くように強要されたようですが、詳細はわかりません。メンバーの内、吉田金太郎・岡田武・田宮高麿の3人は北朝鮮で死亡。柴田泰弘と田中義三の2人は日本に帰国後裁判で有罪となり服役、柴田は2011年に出所後死亡、田中は2007年服役中に死亡しました。

現在、北朝鮮にいるのは小西隆裕・魚本公博・若林盛亮・赤木志郎の4名です。彼らは帰国支援を目的とする「かりはゆく」に今月、ハイジャック実行犯の赤木志郎容疑者の名でこんなタイトルの雑記を掲載しました。記事のタイトルは『ピョンヤンだより』、ここに赤木容疑者が納豆を食べて検査入院したことが書かれていました「納豆工場が出来たので買ってみると、それはまさに日本の味だった。喜んで毎日がむしゃらに食べたのがよくなかった」。

赤木容疑者は70歳に近く、他のメンバーも高齢に達しています。北朝鮮で食べる納豆の味で望郷の念を募らせているようですが、彼らが日本の土を踏む日が来ることはないでしょう。なんとなく切ない気がします。同じ日本人として、平常でもお腹いっぱい納豆が食べられるようになったことを喜びます。

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