日本人女子大学生が生きたカワウソ10匹を密輸「かわいそうだったから」そうなんですかね。

タイの国際空港で日本人の女子大学生が、国際的な取引が禁止されているカワウソを10匹もスーツケースに隠して日本に持ち込もうとしているのを発見され、逮捕されました。カワウソは今夏「二ホンカワウソ」が対馬で偶然に撮影され大きな話題となりました、日本でもすでにカワウソは絶滅した生物となっているのです。果たして女子大学生は、そうした事情を知った上でカワウソを日本に持ち込もうとしたのでしょうか。

タイの警察の発表によると、先月29日タイの首都バンコクのドンムアン空港から日本の成田に向かおうとしていた日本の21歳の女子大学生が、スーツケースに生きたカワウソ10匹を隠し日本に密輸しようとしていたとして逮捕されました。

女子大学生は、バンコクの市場で10匹合わせて1万バーツ、日本円で約3万4,000円でカワウソを購入しました。調べに対して「かわいそうだと思い、日本で育てようとした。違法だとはしらなかった」などと話しているということです。1匹、2匹を持ち込もうとしていたなら「かわいそう」も真実味が出てくるのですが10匹をすし詰め状態でスーツケースに入れて「かわいそう」は言い訳にも聞こえません。

カワウソは絶滅危惧種としてワシントン条約で取引が制限されている

カワウソは将来絶滅の可能性が高まる恐れがあるとしてワシントン条約で国際的な取引が制限されています。日本では棲息していた二ホンカワウソが1979年に目撃されて以来、その姿が確認されず2012年には『絶滅種』に指定されました。その二ホンカワウソではないかと思われる姿が対馬で撮影されたのが今年の8月でした。

対馬で「ツシマヤマネコ」の生態を研究していた琉球大学のグループが偶然に二ホンカワウソではないかと思われるカワウソの姿の撮影に成功し日本中で話題となったのは、まだ新しい記憶ではないでしょうか。最後にカワウソが目撃された高知県などでは行政を巻き込んで「再びカワウソ」をということで観察運動も再燃しました。

今回、密輸しようとした女子大学生がまったく知識を持たずに動物愛護の精神で10匹ものカワウソを日本に持ち込もうとしたとは考えられません。環境保護の取り組むNGO、WWFジャパンによると、カワウソは二ホンではペットとしての需要が高いために、タイからカワウソを密輸しようとする人は絶えないとのことでした。実際、今年に入ってからも3人の日本人がカワウソの密輸で摘発されています。今後も日本人による希少生物の密輸が増加するのではないかとの懸念が高まっています。

カワウソの密輸で捕まるとどのくらいの刑が課されるのか、興味があるところです。「かわいそう」と言って10匹ものカワウソを危険にさらした日本人女子大学生は、自分が「かわいそう」なことになってしまいました。

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