フジテレビが壊れていく「めちゃいけ」「とんねるずのみなさん」が終わり「めざまし」も…。

フジテレビと言えば他局にない「おもしろさ」があったような気がするのですが、既に過去形になっているのは私自身フジテレビはあまり見なくなっているからです。そんなこの頃ですがスポニチさんが「とんねるずのみなさんのおかげでした」と「めちゃ×2イケてるッ!」が来年の3月で放送を終了すると報じました。

「とんねるずのみなさんのおかげです」は木曜午後9時の長寿バラエティとして親しまれてきましたが、9月28日の30周年のスペシャル版で石橋貴明さんが過去に扮したキャラクター「保毛尾田保毛尾」がLGBT当事者を揶揄する表現と批判され、フジテレビは謝罪し石橋貴明も引退の噂が流れました。一方「めちゃいけ」は1996年にスタート、土曜午後8時の定番となっていました。ナインティナイン、極楽とんぼ、よゐこなどを中心に視聴率は20%を超え、2004年の特番では最高視聴率33.2%の高記録をマークした事もありました。

視聴率の低迷はこれらエース級の番組に留まらずゴールデンタイムの視聴率は2010年に首位に立ったあと、日本テレビに抜かれそのままズルズルと滑り落ちてしまいました。現在では、首位どころか万年最下位のテレビ東京にすら追いつかれそうな状況なのです。視聴率の低下はスポンサー料の低下を通じて業績に影響を及ぼします。2011年3月期以降、景気の回復の恩恵で各局が収入を伸ばす中で、フジテレビだけが下降線をたどっています。いったんスポンサー離れが起こると回復するのは容易ではないのでしょう。

危機感を覚えたフジテレビは、今年度に入り前社長の亀山氏が事実上の更迭となり、BSフジの社長だった宮内正喜氏が社長に就任しました。同時に長年フジテレビを支えてきた日枝前会長は、代表権のない相談役に退いています。日枝氏は2005年に起こったライブドアによる敵対的買収問題の際に社長として陣頭指揮にあたった人物です。

社長が「緊急事態宣言」復活の為には聖域なき改革を

現在の状況を受け宮内社長は「非常事態」を宣言しました。2018年4月、10月と大幅な改編を進めていく意向を示しました。同局の関係者は看板番組2つを終了するに至った背景に関して、スポニチに以下のようにコメントしました。

「局の復活のためには聖域なき改革が必要」

しかしながらゴールデンタイムの低迷だけに留まらず、低調に成りつつあるフジテレビの状況は深刻化しています。フジテレビに取って最後の砦と見られている「めざましテレビ」。同番組は4月に加藤綾子アナウンサーがメインキャスターを降板して以降、視聴者離れが加速し苦戦しています。数年前までは平均視聴率13%台を連発し同時間帯では独走状態だったのですが、今年に入って「ZIP!」に抜かれさらに「グッド!モーニング」を下回る日も増えている状態です。

関連事業で食いつなぐ時代は長くは続かない、次の手だてはあるのか

フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスはサンケイ・ビルを傘下に抱え都市部の不動産開発に熱心です。こうしたこともあり不動産事業の業績は拡大成長を続けてきました、利益面では放送事業よりも不動産事業の方が大きくなってきています。テレビ事業の不振が続く中、グループとしては不動産会社が中核を担っているのです。テレビでは苦戦してはいますが、グループとしてはなんとか回っている状態なのです。

しかし、放送事業単体での復活がなければフジテレビが再び放送界の元気印となることはありません。今のフジテレビに欠けているのは「コンテンツ力」だと言われています。かつては”面白いもの”を作った人たちが平均年収1500万円をもらって会社を支えています、いや「過去の栄光だけで」支えているのです。この状態では今の給与水準を維持していくのは難しくなるでしょう。

ネットに押されて衰退しているとはいえ視聴率10%で瞬時に1,000万の人にアクセスできるのがテレビなのです。その影響力が短期間に消滅することは考えられません、その証拠に他局の視聴率はフジテレビほどの下降線はたどっていないのです。単純に『フジは他局よりおもしろくない』ということなのです。

果たして来年の4月、10月に行われる聖域なき改革によってフジテレビはかつての姿を取り戻すことができるのでしょうか?今後の展開を興味を持って見続けたいと思います。

 

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