「大人パルコ」が上野に出店、44年ぶりの東京23区出店は“吉か凶か”

私は福岡県の出身ですが福岡に「パルコ」が出来たのは2010年です。それまでに大分(2011年閉店)熊本には先行してあったのですが、福岡に進出したのはかなり遅かった感があります。立地的に中心部に面積が取れなかったこともあると思いますが、私たちが若い頃は

大分や熊本の人間に「福岡は田舎やね、パルコもなかと?」「やっぱ、都会のファッションビルち言うたらパルコばい」とパルコがないことで随分と田舎扱いされたものです。

どういうわけか「パルコ」との因縁は深いようで埼玉に引っ越してきて近隣駅・浦和にできた商業施設も「パルコ」でした。実はこの地区の再開発組合さんとは仕事でお付き合いがあり、施設計画の段階から「どこが入るのか」気にはなっていました。私的には“都会の指標”である「パルコ」さんが出店してくるわけですから、浦和は都会という認識になってしまいます。

その浦和のパルコもオープンして10年が経過しました、これまでは地下の食品に大丸さんが出店していたのですが撤退されて現在は仮囲いの状態です。ファッション部分でも「ユザワヤ」「ABC」「好日山荘」「ノジマ」「島村楽器」といった店舗が面積を占めるようになって、大きく店舗構成も変わってきました。確かにティーン向けの店舗もあるのですが、周辺の女の子は普段使いは「パルコ」で買ってもお洒落着は都内まで探しに出るようです。

その「パルコ」の売上なのですが、びっくりすることに前出の浦和パルコが2017年2月の決算では第4位に入っているのです。ちなみに1位 名古屋(362億) 2位 池袋(257億)

3位 福岡(173億)4位 浦和(173億)5位 仙台(170億)となっています。ちょっと意外なランキングだとは思いませんでしたか?私にはオープン当初の「ファッションビル」の面影をすっかりなくした浦和パルコが第4位とは意外な結果でした。

こうした状況にある「パルコ」ですが、実は昨日11月4日に上野に新業態がオープンしました。「パルコ」が東京23区内に新店をオープンさせるのは44年ぶりとなります。

引用 パルコヤ

1973年渋谷パルコ以来、実に44年ぶり。東京東エリアへの初出店

11月4日、「パルコ」は東京・上野で新型店舗『パルコヤ』をオープンしました。同社が東京23区内にパルコ店舗を出店するのは、1973年の渋谷パルコ以来。実に44年ぶりとなります。また、東京の東エリアへの出店も初のこととなります。

松坂屋上野店南館の再開発による大型複合施設「上野フロンティアタワー」の中核店舗として、1階~6階までのフロアをパルコが運営します。パルコは2012年にJ. フロント リテイリングの傘下に入りましたが、同社とパルコが店舗を共同開発するのは今回が初めてとなります。

「パルコの新しい『刺激』として展開していきたい」。パルコ社長の牧山浩三社長は開店前日の10月31日に実施された記者会見の席上で語りました。

パルコヤには68店舗がテナントとして入居しますが、そのうちの4割がパルコ初出店のブランドとなります。衣料品の比率を抑え、雑貨や食品などのテナントを充実させています。ただ延べ床面積が約8200㎡とパルコが運営する中では中型の店舗になります、入居する核テナントの店舗面積は決して広くはない状態です。牧山社長は「各ショップには通常の8割程度の広さで我慢してもらった」と説明しました。

やや手狭な感もありますが、本来のパルコ業態ではなく隣接する百貨店の松坂屋にちなんでパルコヤと名付けたことからもわかるように、この新店舗は他の店舗とは違う新しいコンセプトに基づいています。

パルコヤは一言で表現すると「大人」の店舗だそうです。パルコの従来のメイン客層は20~30歳代の若い世代でしたが、パルコヤについては上野御徒町という下町への出店を考慮して30~50歳代の団塊ジュニアの世代層をターゲットに設定しました。そのため「既存のパルコより高い年齢層の大人を意識した形で、それぞれの専門店を展開している(パルコヤ小林店長談)。

具体的には2011年、2012年と連続で「ミシュランガイド東京」で星を獲得した日本料理店「くろぎ」は、カフェ・バーの業態で出店。その内装を世界的な建築家・隈研吾氏がデザインを手がけています。大人層にも受け入れてもらえるよう落ち着いた雰囲気を演出しています。

パルコは2021年までの中期計画の中で8店もの新規ファッションビルの出店が決定しています。特に2019年には旗艦店・渋谷パルコを立て替えて再開発する延べ床面積約6万3000㎡の大型商業施設「新生渋谷パルコ」をオープンするほか、2021年春には大阪の大丸心斎橋店本館に隣接した北館に、パルコを出店します。パルコが大阪に出店するのは、これが初めてになります。

こうした新店舗ラッシュが控える中、パルコは地元密着型を打ち出した『パルコヤ』の取り組みを、今後の店舗展開に生かしていく方針です。しかし、現状のパルコ利用客としては既存の店舗の活性化を早急にお願いしたいところです。浦和パルコも『パルコヤ』同様地元密着視点で新しい展開を考えてください。期待しています。

 

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