凄惨!富岡八幡宮御家騒動、どうして人事に『神社本庁』が絡むのか?

私は年に何度か深川不動堂に御参りに行くので、今回の富岡八幡の騒動には驚かされました。不動堂は成田山新勝寺の東京別院であり、新しい本堂は寺院と思えないくらい近代的なデザインなのが好きです、また、この建物は不動明王真言に囲まれているそうです。こちらでお参りを済ませてから周辺の散歩の途中で立ち寄るのが富岡八幡でした。

富岡八幡宮は、東京都江東区富岡にある八幡神社です。通称を「深川八幡宮」とも言います、江戸最大の八幡宮で8月に行われる「深川八幡祭り」は江戸三大祭りのひとつです。また、広く知られているのが江戸勧進相撲発祥の神社で、境内には「横綱力士碑」をはじめ大相撲ゆかりの石碑が多数建立されています。

そんな富岡八幡宮を舞台にした今回の”殺人事件”、いったい何が起こったのでしょう。昨夜8時過ぎに事件が発生し、その一報がテレビで放送された時の内容は「富岡八幡宮裏の道で50代女性が日本刀で切り付けられ重傷、他に30代男性が負傷、40代女性も刺され重傷、犯人と思われる50代男性も自殺をはかり重傷となっています。警察では連続通り魔殺傷事件の可能性もあると見て、捜査を行っています。」そうなんです、事件発生時点ではこの4人が関係性を持った人たちだとは判明していなかったのです。「通り魔」ってのが凄いですね、恐らくは刃物を使った凄惨な現場からは異常心理の人間による発作的な犯行に見えたのかも知れません。

そして、だんだんと事件の概要が明らかにされていきます。まず被害者が富岡八幡宮司である富岡長子さん(58)だったこと、いっしょに負傷した男性は運転手さん(33)であること、切り付けた犯人は長子さんの弟で元宮司の茂永容疑者で、もうひとりの女性被害者(49)は茂永容疑者の妻真理子容疑者(運転手を斬りつけたのが真理子容疑者であることは捜査でわかった)であったことなどが判明しました。

事件の流れはこうです、茂永容疑者と真理子容疑者は富岡神社内にある長子さんの自宅近くで待機、長子さんが車を降りた後、長子さんと運転手は日本刀で切り付けれました。長子さんは茂永容疑者の襲撃で後頭部などを刺されて死亡します、いっぽう運転手の男性は真理子容疑者によって右腕などを斬られ重傷ですが、命に別状はないようです。ふたりを襲った後、茂永容疑者は妻の真理子容疑者を刺し、その後、自身も胸を日本刀で突いて自殺します。

茂永容疑者が襲撃に至った経緯には”神社本庁”が関係している

「神社本庁」をご存知でしょうか、私も今回の件で初めて知りました。「神社本庁」は伊勢神宮を本宗とし、日本各地の神社を包括する宗教法人です。庁がつきますが、官公庁ではなく、民間の宗教法人です。神社本庁は、神道系の宗教団体としては日本最大であす。約8万社ある日本の神社のうち主要なものなど7万9千社以上が加盟しています。

「神社本庁」は宮司人事に関して大きな影響力を持っており、この人事への介入を拒んで本庁から離れる神社も出てきています、富岡八幡も同様で宮司になろうとした長子さんを認めなかったため、9月に富岡八幡宮が本庁を離脱しました。この状況に茂永容疑者は絶望して、今回の事件を引き起こしたという説もあります。富岡八幡宮が独立した寺となれば、宮司代理であった長子さんが宮司となり他からの意見は跳ね除けられるからです。しかし、茂永容疑者が本庁との接触を希望していたにはそれなりの理由があり、結びつきも十分にあったことが推測されます。

退職金2憶とも言われた茂永容疑者の引退をもって、すべてを終わりにできていれば、今回のような悲惨なことにはならなかったでしょうが、茂永容疑者が個人的に本庁に働きかけて自分を宮司と人事するように動いていたのかもしれません、いづれにしても弟が姉を日本刀で妻と一緒に襲い、最後は夫婦で無理心中。う~ん、師走の日本には重たすぎる事件かも知れません。

 

 

 

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