今年の漢字は「北」北朝鮮、北部九州、北海道日本ハム、北に振り回された年だった。

引用    読売新聞

2017年を表わす漢字は「北」になりました。日本漢字能力検定協会(京都市東山区)は12月12日、全国から募った「今年の漢字」を京都・清水寺で発表しました。森清範貫主が縦1.5メートル、横1.3メートルの和紙に墨で書き上げました。15万3,594票のうち「北」は最多の7,104票でした。同協会によると、選んだ理由で多かったのはミサイル発射や核実験により世界から敵視されている「北」朝鮮、この夏集中豪雨で甚大な被害を出した「北」部九州、天候不順んで「北」海道のジャガイモが不足してポテトチップの一部が発売中止に、そして「北」海道日ハムの大谷正平選手の大リーグへの入団。

森貫主は「『北』という漢字は2人が背を向けている姿を表している。同じ2人でも『仁』はお互い話をし、平和な世の中を築こうという仁愛に通じる。話し合いをしなければ思いは通じない。平和に向かって努力することが大事だ」と感想を述べました。貫主の言うように北朝鮮の問題は、かの国が国際社会に背を向けて生きていくことに障害が発生しているとも言える、寒波の襲来と共に北朝鮮の農村部では厳しい環境が生まれるでしょう、そうしたことから一気に外に注意を向けるために戦争行為を行わないとも限りません。今年の『北』の中でももっとも注視すべき問題です。

夏の北部九州集中豪雨被害に関しても段々と忘れられてきています。東北や熊本の震災に関しても、復興が進むとともの忘れられていきました、誰もが「忘れてはいない」と言いますが、それはニュース的な出来事として記憶から忘れられていないだけで、自分の生活とはまったく別世界の出来事になってしまっているということです。北部九州/甘木・朝倉地区の豪雨被害に関しても、半年しか経っていないのに既に風化が始まっています。

ネットが発達し個人が直接的に社会に情報で繋がれる時代、もっと自分ごとに”ものごと”を考えましょう。

甘木・朝倉の豪雨被害を日常で語ることがなくなったのはいつからですか?9月、10月、時折ニュースで被害にあった人たちが、その後いかに復興に向けて頑張っているかを映し出します、それを見る人々は災害発生時には臨場感を持ってみていたのに「死なないでよかったですね」「がんばれるようになって、よかったですね」既に遠い向こうでの話になってしまっています。

それでは北海道のジャガイモはどうでしょう、ポテトチップが品薄になった時に買い占めた人もいたと思います。あの時は目の色を変えてコンビニに走ったのに「大丈夫、たくさんあるから」と、もう買いに走ったことは忘れてしまっています。

先日エンジェルに入団が決まった大谷選手に関してはどうでしょう、彼の「二刀流」に関して話をしたことがあったでしょうか?元巨人の解説者張本さんが「あれくらいの打撃をする選手なら、大リーグにはたくさんいる」と辛口のコメントを出していました。選手としてどう生きるかは本人次第ではありますが、それを支えるファンとしては御贔屓の動向に関しては喧々諤々、議論をすべきなのではないでしょうか。

森貫主の言うように『人が背を向ける「北」』が強調された年ではなかったかと思います。個人がより「個」として生きていくようになる時代の先駆けとしての現象が見え隠れしています。そうした時代だからこそ『仁』の漢字が”今年の漢字”として選ばれるような社会にしていくべきなのではないでしょうか。来年は人が向き合って生きられる『仁』の年であることを願います。

 

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