ピンクレディが出演するのなら是非とも見たい「日本レコード大賞」。

引用 ビクターレコード ペッパー警部

見るべきものを探してリモコンのボタンをあちこち行き来しているときに見つけたのが銀色の衣装を身に付けて歌うピンクレディでした。過去の番組にしては鮮明だなと思って見ていたら、なんと今年の日本レコード大賞だったのです。レコード大賞なんて、随分と昔に見なくなってそれっきりだったような気がします、レコードも存在しない時代にレコード大賞なんて。

昭和の時代には7時から9時までレコード大賞見て、紅白っていうのが常識でした。また、レコード大賞に呼ばれて賞を貰った受賞者が警察車両の先導でNHKホールに向かうのがステータスのような時代でもありました。紅白と時間帯が繋がっていたため、民放での放送ながら高い視聴率を得て、スポンサードする企業もたくさんありました。しかし、ニューミュージックが台頭するとともに音楽の権威に対する考え方が変化して、賞を辞退する有力アーティストも出て来るようになり『レコード大賞』そのものの権威が低下していきました。

2006年からは31日の放送を前倒しし30日に放送するようになりました。紅白歌合戦が放送開始時刻を19:00に繰り上げ、紅白が裏番組となり視聴率が取れなくなったことが大きな要因とされていますが、賞自体の意味付けが薄くなり大賞を受賞したアーティストが出演を欠席(Mr. Children)するなどのトラブルも生じるようになり、2005年には視聴率が10%を記録、常連だったスポンサーの多くが降板する状態になったことが大きく影響したようです。

昨年からは安住紳一郎と天海祐希を総合司会に起用しています。そして今年が第59回、大賞を受賞したのは「乃木坂46」のインフルエンサー、ちょうどピンクレディの後が乃木坂だったのも印象的でした、平成生まれが主体の”乃木坂”のメンバーはこのレコード大賞をどう思ったのでしょうか、そして、舞台脇から見た「ピンクレディ」はどう見えたのでしょうか。

第20回のレコ大で大賞を受賞、39年を経てピンクレディは何を思うのか

引用 ORICON NEWS

特別賞を受賞した作詞家・阿久悠氏の為に呼ばれた形になっていたピンクレディでしたが、おふたりとも還暦とは思えない動きと歌で感動させられました。きっと阿久さんも喜んでおられることだろうと思います。レコード大賞が低視聴率で継続しているなか、黄金時代にレコード大賞を受賞した「ピンクレディ」が出演するのは、昭和オヤジとしては嬉しい限りです。

ネット上ではレコード大賞は業界の慣例で金で内容が決定しているなどの悪評が絶えません、今回の乃木坂の受賞に関しても多くの憶測が飛び交っていました。もう『賞』は止めればいいんじゃないんですか?それよりか、歌謡時代の黄金期を飾った”歌手”のみなさんのパフォーマンスを番組として見せていただけないでしょうか。

来年もピンクレディがふたりでステージに立っている保証はないのです。彼女たちが解散したのは私が高校生の頃でした、活躍していたのはその前の時代になるのです。2017年の「レコード大賞」を見た若い世代は自分の祖母と同じ年代の女性が、ミニスカートに高いヒールブーツで踊る姿をどう捉えたのでしょうか、何か思うべきところがあるとステージで頑張った彼女たちも報われると思います。

TBSは今回、ピンクレディを起用しても視聴率が取れない場合には打ち切りを考えているとも言われています。しかし、それはちょっと違うような気がします、レコード大賞と言う看板で時代を作ったこともあるのですから、それはそれとして遺産と考えて大事に使うべきではないでしょうか、それが作曲家協会が誰かを表彰すると言う形でなくてもいいと思います。今回、ピンクレディが出演を承諾したのは全盛期の『レコード大賞』を支えた阿久悠氏に対する恩返しだったと思います。いつかずっと先、新しい「レコード大賞」が放送され、その基礎を作った人間としてピンクレディの歌が歌われることを期待します。

 

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