2018年、平成30年は本当のドッグイヤー「戌年」を考える。

今年に入る前、数時間前に妻に「猫年ってないんだな」と聞くと「ネズミに騙されて順位が取れなかったから入っていないのよ、だから今でもネズミを追いかけているでしょ」との答えが返ってきた。そういえば、どこかでそんな話を絵本で見た気がします、ゴールの直前まで牛の背中に乗っていたネズミがゴールの直前で猫を抜いて十二支の仲間入りを果たすのです、そうそう、そんな話がありました。

猫年がないことはさておき「戌年」ですが、「戌」は減を意味し草木が枯れる状態を意味しているという見方もありますが、実際は「まもる」「植物が育っていき、花が咲き、実をつけ食べごろが過ぎた後、自分の実を落として、本体の木だけ守る」という意味があるのだそうです。犬は人間と古くから関りがあって社会性を持ち、忠実な動物とされています。また、犬はお産が軽いため安産については「戌の日」が吉日とされています。”戌”の干支の特徴としては『勤勉で努力家』とあります。まあ、こんなところが『戌年』で言われる干支の話です。

昨年は酉年で「商売繁盛」、採り・取りと収穫を表わす意味があり比較的良い意味の年だったのです。戌は収穫後の年と言うことになりますので地盤を守るといったような年になります。先ほど触れた安産や勤勉・努力などもこうしたことを基盤としています。全体として「何かを始めるのには良い年」ということになるのではないでしょうか。

干支には守護本尊がついています。戌年は阿弥陀如来が守護本尊で「極楽浄土に導き、経済の力、減罪、敬愛」のご利益があると言われています。ただご利益を待つだけではなく、戌年には勤勉で努力という意味もあります。ご利益を自ら手繰り寄せられるように努力をしていかなくてはなりません。

そして本物のドッグイヤーなのです。

ITなどの技術革新の速い業界や外資金融の分野では変化の速い状態を『ドッグイヤー』と呼びます。通常7年で変化するような出来事が1年で変化すると考えるからです、一般に犬の1年は人間の7年に相当すると考えられています。国際関係、国内政治、経済、いろんなものが急速に変化していきます。特にわたしたちが目を向けなけらばならないのは急速な高齢化です。これまで、どの先進国も現在の日本のように急速に高齢化が進んだ例はありません、誰も見たことのない超高齢化社会に突入しようとしているのです。

『しようとしている』というのは既に問題から目を背けていると言えますね。すいません「既に日本は前例のない高齢化社会に入っているのです」今年は戌年なので犬でそのことをご説明します。2011年に1194万頭いた飼い犬は2014年には1035万頭にまで減少しました、逆に飼い猫は同期間に990万頭から996万頭に増加しました。そして今年、3年連続で飼い犬の飼育数が減少して飼い猫の飼育数に初めて追い抜かれたのです。

犬の飼育数は7年前から約300万匹減少しました。その数は、なんと4分の3まで落ち込んでいるのです、この現象を食い止めるには1歳未満の子犬が7%以上を占める必要があるらしいのですが、今年の結果では2.9%に過ぎません。確実に飼い犬の飼育数は減少しているのです。注目されているのは50歳以上の飼い主の動向で、5年前には2割が犬を飼っていたのに現在では15%と大きく減少しているのです。これは犬の平均寿命が14歳まで伸びているなかで飼い主側が高齢化社会に不安を感じ飼育が難しくなってきていることを意味しています。(犬には散歩などの運動をさせる必要があります。)

人口が減少し、飼い犬の飼育数も減少。飼い猫の飼育数が増えているのは逆に不安材料です、人と暮らすルールを教えられない猫が異常繁殖するようになれば「害獣」となることも考えられます。急速に変化していく社会、自分は関係ないと考えるのではなく、せっかくの戌年、自分のできることから始めましょう。今年が皆様にとって良い年であることを御祈願いたします。

 

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