黒塗りが話題の「ガキの使い アメリカンポリス」ですが、私は秋吉久美子の出演の方が驚きました。

引用 ガキの使いやあらへんでアメリカンポリス

ダウンタウンの浜田雅功さんが大晦日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』でエディ―・マーフィーに扮するために肌を黒塗りにして登場したことが”黒人差別”になるとツイッターに投稿されて話題となっています。この件に関しては賛否両論あるようですが、今夜(6日夜)もこの部分を削除せずに放送した番組側の姿勢は褒めてあげるべきだと思います、最初に指摘したマクニールさんとかいう作家さんは「神経質」すぎるのだと思います、エディ・マーフィーに近づきたいから、特徴である肌の色を真似た。それだけでいいのではないでしょうか、その行為に蔑視が含まれているかを取り沙汰するのは無意味だと思います。明らかに制作側にそんな意図はなかったのですから、そんなものがあれば「笑って」られませんよ。日本人はそれほど品位に欠ける人種ではないと思います。

黒塗りに対する私見でした。私がそれよりビックリしたのは秋吉久美子さんが「ゴースト」のパロディで板尾創路さんと出演していたことです。浜田さんも驚いていましたが、時代が時代であればバラエティでこの女優さんを見ることなどできなかったと思います。若い方はご存知ないかと思いますが。、とにかくエッジが効いた女優さんだったのです。当初はCMから人気が出たように記憶しています、日産の「チェリーF-Ⅱ」のCMで「くみこ、君をのせるのだから」というコピーで雑誌広告、ポスター、TVCMに出演。全国区の人気女優となりました。

確かに可愛かったのですが、その発言も変わっており『こどもは卵で産みたい』という迷言を残しています。CMに出た1974年に藤田敏八監督の「赤ちょうちん」「妹」「バージンブルース」に立て続けに出演、女優としての地位を確立します。1979年、青い三角定規のメンバーで作曲家の岩久茂さんと結婚。男児を生み2年ほど芸能活動を休止した後に離婚をします。この男児は3歳で実家の祖父母にあずけられ、2015年35歳で大学病院の非常階段から落ちて事故死を遂げます、通常、芸能人の二世ということで話題になるのですが秋吉さんの場合、子供を捨て女優を取った感が強くお子さんのこともすぐに話題から消えていきました。

まさか、あの秋吉久美子が「ガキの使い」で板尾創路といちゃつくなんて

引用 www.sanspo.com

それなりの年齢の方は番組を見て浜田さんと同じように「嘘やろ」と驚いたことだと思います。しかし、若い方は年増のおばさん(63歳)が何をしとんねん、って感じだったと思います。そうした若い方の為に、少し秋吉さんの女優としての活動をご紹介しておきたいと思います。私的には、1977年の『八甲田山』は言わないでおくことはできません、高倉健さんの代表作であり、恐らくは同じような映画を撮ることは不可能と思われるくらいの壮絶な映画でした。雪中行軍に出た軍隊が遭難する話なのですが、男ばかりの劇中に”道案内人”として登場する秋吉さんは、それはそれは可愛らしく、すばらしい演技でした。

そして1988年、八甲田から10年後には「異人たちとの夏」に片岡鶴太郎さんと夫婦役で出演されました。風間杜夫さんの母親役なのですが、いかにもやさしそうな感じが忘れられません、この作品も山田太一さんの小説を大林宜彦監督が映画化したものでノスタルジックな作品です。母親役を別の女優さんが演じていれば、きっと違った作品になっていたと思います。

この女優さんの凄いところは、劇中での圧倒的な存在感だと思います。八甲田では高倉健さんを食い、異人では風間杜夫さんを凌いでいました。女性として「女」を貫いてきていることがそうさせているのかもしれません、子供を育てなかったり、26歳年下の男性と結婚したり、端からは「あまりに自己中」に見えるのですが、そこまで出来ることが女優・秋吉久美子を成立させているのでしょう。

2013年の「インターミッション」以降、映画への出演はないようですが、ぜひ『女優・秋吉久美子の世界』を見せていただきたいものです。しゃれで「ガキの使い」に出るのはけっこうだと思いますが、やはりガチの演技が見てみたいものです。

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