成人の日「はれのひ」問題に見る日本人の”光”と”影”、荒井呉服店の神対応。

朝から「はれのひ」はれのひと煩い、今日は成人の日「ハレの日」なのは当然でしょうにと思っていたら、そうではなくて振袖のレンタルや着付けを手掛ける会社「はれのひ(harenohi)」が注文客と連絡が取れなくなったと問題になっていたのでした。刻々と分かって来る情報から、どうも計画倒産したのではないかとの疑いが濃厚になっています。この会社に注文した新成人のにとっては晴天の霹靂、途方に暮れる状態となっています。

この問題、前日からネット上でその兆候が出ていました。1月7日、妹の着付けが成人式までに間に合わなかったとする「はれのひ」に関するツイートが投稿されて、ネットで注目を集めました。ツイートによると、店側からは「7時半厳守」と言われていたが、着付けが終わったのは式開始時刻を1時間過ぎた12時過ぎでした、店側では「すいません」の一点張りで、納得のいく説明もなされなかったそうです。

その後、8日になって成人式を控えた新成人やその家族からも「草履とバックが届いていない」「着付けの場所に振袖が届いていない」「電話がつながらない」と言った報告が続々と上がってきたのです。そして自治体で成人式が行われる時間が迫ってくると、同社と契約した新成人たちは絶望の淵に立たされることになるのです。

はれのひ株式会社のコーポレイトサイトによると、同社は2008年創業、2012年には初の直営店を横浜にオープンし、以降、横浜みなとみらい店、八王子店、つくば店、福岡天神店の4店を構えました。成人式用の振袖販売やレンタル、写真撮影、着付け、ヘアメイクをてがけ、振袖の幅広い品揃えや女性視点のサービスを売りにしていました。

既に代表取締役の篠崎洋一郎氏は連絡が取れず、雲隠れ状態です。もぬけの殻になった八王子店の現況写真も公開されており、計画倒産の可能性が出ています。代表は会社の金を持って既に海外に逃亡しているのではないかとの見方も出ています。

一生に一度の成人式、被害者に手を差し伸べる姿に日本人の誇りを感じる

被害者からの投稿が繰り返される中、はれのひのスタッフからの投稿が目を引きました「会社が潰れたわけじゃない、経営者が逃げただけ」そして、福岡天神店では状況もわからないままに早朝から通常営業が行われていました。そうなんです、逃げる奴よりも残って戦う人間はつらいのです。しかも、彼らは給料も未払いの状態だったそうです。

横浜や八王子でも被害に遭ったことがわかると「救いの手」が差し伸べられました。ユーミンの実家として有名な「荒井呉服店」も協力を申し出ました、同店ではこの日、100人以上の着付け予約が入っていたにもかかわらず、早朝から被害に遭った新成人からの「振袖を貸してほしい」という悲痛な飛び込みの来店に対応『これは大変だ』ということで急遽、被害に遭った新成人へインスタグラムで呼びかけ、できるだけの振袖も用意したといいます。

荒井呉服店の方は「うちだけではなくて、他の呉服店さんでも手を尽くされていたと聞いています。美容室からも連絡が来たりして、やれる限りのことはしました」と語っていました。横浜や他の地域でも同じように被害者への救済が行われたように報じられていますが、中には楽しみにしていた振袖を着ることが出来ずに「成人の日」を終えた人もあったようです。女性が振袖を着る機会は一生に数度しかありません、そのうちでも最大のイベントと言えるのが「成人式」でしょう、その重みを知っている人たちのご尽力に頭が下がります。

犯罪を犯す人は通常の状態ではないので「何を言っても」仕方ないのかもしれません、しかし、被害に遭った300人の方々や、その被害者に救いの手を差し伸べた周辺の人々、こうした想いを見聞きすれば心が痛むのではないでしょうか、篠崎社長、出て来て謝りましょう。謝って済むことなどないのですが、自分勝手な現実逃避行為が大きな社会問題になっているのです、罪を犯したことを認めるだけでも関係した人たちは溜飲が下るかもしれません。このまま逃げられたのでは誰も救われません。

信じられないような不条理を平気で行うから「犯罪」なのでしょうが、ハレの日が「トラウマ」となってしまった新成人のみなさんを考えると、同情を禁じ得ません。責任を持てない人は事業など行ってはいけないのです。ああ、腹が立つ!!

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