新しい動画が発表され、その存在が話題となる”ネッシー”。また、調査隊が派遣されるのか?

小学生の頃のテレビの思い出は「アポロの月面着陸」や「浅間山荘事件」が一番ではありませんでした。私にとって記憶に鮮明に残っているのは『木曜スペシャル』なのです、それも初期の頃の”ネッシー”の特集を見た時には、興奮して眠ることが出来ないほどでした。番組は不定期だったですが、見逃したことはありません。イギリス北部の細長い湖・ネス湖に恐竜の生き残りがいるらしい、考えただけでも凄いことではないですか、子供だった私はナレーションで「湖面で撮影された、その黒い影は首長竜の首から上そのものである」チャララ~ン♪、チャラララ~ン♬と写真と独特の音楽を聴いただけの、その世界に入れたような気になりました。

小学校高学年の時にネス湖に水中調査隊が入り、濁りがひどいネス湖の水中で「ひれ」と思われる写真が撮影され世界的に話題になりました。私は捕獲されるのも近いのじゃないかと心配でたまりませんでした、何故かというと大人になったらネッシーを捕獲に行くことを仕事にしようと真剣に考えていたからです。職種は珍獣ハンターなのか怪獣ハンターなのか、そんなことは考えもしませんでしたが、麻酔銃を使うのか網を使うのか、どうやった生け捕りにできるか、そればかりを「木曜スペシャル」を見ながら考えていました。

私は大学を出て普通のサラリーマンになりネス湖に行くことはありませんでした。大人になるにつれ「いるかどうかもわからない」そんなものに夢を抱く余裕がなくなっていったのかもしれません。そして、決定的な事件が起こります。1993年にネッシーを撮影した写真として世界的に有名になっていたロンドンの外科医ロバート・ケネス・ウィルソンの取った写真、通称「外科医の写真」がインチキだったことが公表されたのです。

この写真はおもちゃの潜水艦に30センチほどのネッシーの首の模型を付けたものを撮影したのだそうです、最初はエイプリルフールのジョークのつもりが世界的に話題になったことで本当のことが言い出せなかったというのです。すぐに言えばジョークですが、黙っていれば「嘘」になってしまいます。このときからネッシーは未確認生物ではなく「嘘」の生物になってしまったのです。

最新の写真や動画で再びネッシーが話題に…

最近ではすっかりUMAなどという言葉は忘れておりました。報道される珍獣騒動のほとんどは、見間違いかでっち上げだと思うようになったのです映像技術の進歩で、いくらでもそうした怪物を作り出すことができるようになったのです。ロシアの市内、ビルの外壁を動き回る巨大なクモ人間だとか、人間の足元を走り去る小さな妖精だとか「おいおい」と思うようなものが真とも偽とも言わず流され、独自のマーケットも存在するというのですから驚きです。

そして再びネッシーの画像や動画が公開されるようになってきました。有名なのは2016年9月16日に英国紙「METRO」に報じられたウナギがのたくったような写真です。この写真はアマチュア写真家のイアン・ブレナー氏が撮影、彼の友だちは「3匹のアザラシさ」と言っているようですがそう見えなくもありません、かなり鮮明な写真ですが、後でがっかりしたくないのでUMAとして見ることは止めておこうと思います。

次は最新の動画です。2017年5月に北ウェ―ルズ在住のロブ・ジョーンズ氏が撮影しています。湖面から顔を出したネッシーと思われるものが、ゆっくりと移動しています、その傍らをボートが過ぎて行くのですが、船上には人影も見られます。しかし、動画の内容は固定した影が動いていく感じで首と思しきものに動きがまったく見られません、生物であれば、もう少し動きがあるはずです。私的には信憑性の疑われる内容です。

筑後川に”カッパ”が伝説であるようにネッシーもまたイギリスの伝説なのです。ひと昔前のようにネッシー調査団を作って最新機材を使った調査でも行いますか?きっと結果はグレーなものになるでしょう、何故って「いてほしい」のが我々の願望であって、いるのなら物理的な証拠が既に見つかっている筈だからです。今回調査をやれば「かもしれない」影、音、超音波の波形などが捉えられるかもしれません、しかし、それがネッシーかは断定できないのです。どうでしょう、現代版の『木曜スペシャル』でネッシー特集をやってみては。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA