平昌五輪プレスセンター前の「モルゲッソヨ像」は米を批判する新たな慰安婦像なのか?

引用 KJCLUB

平昌のメインプレスセンター前に設置された銅像に話題が集まっています。銅像は裸の男性3人が頭に兜のようなものを被り、直立不動でスキージャンプ場に向かって立っています。事の始まりは取材記者とボランティア・スタッフのやり取りからだと言われています。銅像に関して尋ねられたボランティアが「モルゲッソヨ(わかりません)」と答えたのを、そのままカタカナで記事に書いたことから、日本のSNSユーザー間で「モルゲッソヨ像」として有名になったようです。

「モルゲッソヨ像」はいったい何を意味しているのか?飛び交う憶測。

■「モルゲッソヨ像」のモデルはイラク戦争時のイラク軍捕虜であるという説。

この像のモデルはイラク戦争時のアブグレイブ刑務所で捕虜となって虐待を受けた人々だとする話が出ています。韓国は3体の銅像を作り、イラク戦争時の捕虜虐待行為を批判しているというのです。これまで韓国は慰安婦像を日本大使館前に設置するなど、銅像を利用して相手国を非難する行為を行ってきました。今回は、アメリカに対する非難だというのです。しかし、イラク戦争で韓国が大きな被害を被った記憶はありません、当時、韓国は米の要請に応じて2,800名の軍をイラクに派遣していますが、具体的な戦闘行為には参加せず、戦闘行為による犠牲者も0でした。

■アブグレイブ刑務所での虐待を人道的に避難している?

イラク戦争の激化とともにアブグレイブ刑務所にはイラク兵捕虜が急増し、管理する米兵はストレスを膨らませ虐待行為に及んだとされています。しかし、この問題は米軍内からの告発で発覚し、2004年5月から2005年9月までの間に7人の軍人が軍法会議で裁かれ、有罪となって決着しています。確かに虐待の内容は酷いのですが、直接の関係国ではない韓国が、そうした起源の銅像を五輪敷地内に放置しておくとは考え難いものがあります。確かに、この銅像は捕虜虐待を題材にガイ・コーウェルが描いた「Abuse」(袋を被せられたイラク人捕虜)の絵に似てはいます。しかし、果たして捕らえられた捕虜は銅像のようにムキムキだったのでしょうか?

少し考えればわかることを、間違えれば国際的なフェイクニュースとなってしまう。

■反米を色濃く表現した銅像を五輪会場に置くことはあり得なない

一部には慰安婦の銅像と同じように米で問題になると騒ぐ方がいらっしゃるようですが、韓国も日本と同様に正面切って米批判をできる立場にはありません。ましてや平和の祭典であるオリンピックに「反米」の象徴として3体の銅像を設置するほどの愚行を行なうはずはありません。逆に、この銅像をそうした性格のものだと判断してネット上に情報を流された方は短慮としか言いようがありません。もし、それが正となって拡散されればフェイクニュース問題にもなりかねません。

■では、あの「モルゲッソヨ像」は何なのか?

あの銅像の作者はキム・ジヒョン氏という彫刻家で作品は2009年に制作されタイトルは「弾丸男」とのことです。テーマとしては「かっこいい体、富、名誉等の人間の欲望を身体的イメージで表現したもの」で、モデルもご本人が20代の頃の体をイメージしたのだそうです。また、この銅像は五輪開催前の2013年ごろに、この地域一帯でリゾート開発が行われた際に、工業団地を作ったときに設置されたのだそうです。この説明から、この銅像がイラク戦争とはまったく、無関係であったことがわかります。

オリンピック前に建てられた銅像を残したのは作者の製作意図がオリンピックに沿ったものだと判断されたからでしょう。「人間の欲望を身体的にイメージして表現したもの」人間が求める運動能力、より早く、より高く、より遠く、をイメージさせることもできるのではないでしょうか、何よりも「弾丸男」でスピードスケートのヘルメットのような被りものをして、ムキムキなのですから、五輪会場敷地内に設置する資格を有しているのではないでしょうか。いいじゃないですか、ユニークな銅像!「モルゲッソヨマン」と呼んであげましょう。

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