「マツコの知らない世界」に小浜チャンポンの林田真明チャンポンマンが出演、ご当地チャンポンを語る。

このところ「ちゃんぽん」が人気です、あちこちのテレビ番組で取り上げられています。今夜はTBSテレビの「マツコの知らない世界」でもチャンポンを取り上げるらしいです、ゲストで出演するのは”小浜ちゃんぽん”で有名な雲仙市の市役所職員・林田真明さんです。林田さんは地元では「全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会会長」を務め、特技で連続108日間ちゃんぽんを食べ続けることができるほどのちゃんぽん好きです。今日は、放送でやるとは思いますが『長崎ちゃんぽん』と『ちゃんぽん』の違いを、間違えないように念を入れてご紹介いたします。

「長崎ちゃんぽん」と「ちゃんぽん」をチャンポンにしてはいけません。

■「長崎ちゃんぽん」と呼べるのは唐灰汁を使った麺を使用したものだけです。

語源では「異なる物を混ぜること」を”ちゃんぽん”と呼び、その発生が「混ぜること」よりも遅かった麺料理を「チャンポン」と呼んだとされています。このことを知っていたのかどうかはわかりませんが、長崎は『四海楼』の主人陳平順が、中国からの留学生のために安くて栄養価の高い料理として考案したのが「長崎ちゃんぽん」だと言われています。「長崎ちゃんぽん」は豚肉、ネギなどの野菜、蒲鉾などの魚肉製品、十数種類の具材をラードで炒め、豚骨と鶏ガラでとったスープで味を調えます。そこにちゃんぽん用の麺を入れて煮たてて出来上がりです。しかし、この麺が「長崎ちゃんぽん」の最大の特徴なのです。「長崎ちゃんぽん」は長崎県内で製造され、唐灰汁と呼ばれる長崎独特のかん水で製麺したものだけに限定されるのです。

■長崎独自のかん水”唐灰汁”とは、どんなものなのか?

長崎市内で古くから製麺業を行っている瑞泰號製麺所さんの「唐灰汁」の説明をご紹介します。

唐灰汁とはカンスイのひとつの事で、その起源は中国奥地のカン湖(塩湖)から湧き出した天然の混合炭酸塩を水に溶かしたものです。この水をで

引用 銀座「吉宗」

んぷん質ののものに混ぜると特有の香りと粘りが出ることから、昔から中国料理の麺づくりには欠かせないものでした。この唐灰汁を使用した唐灰汁麺には独特の特徴があります。まず、挙げられるのが風味、そして麺からスープに染みだす旨味が料理の味を締めます。また逆にスープが麺に染み込みやすくなるのも唐灰汁のおかげなのです。

このように「長崎ちゃんぽん」は白湯スープに野菜と魚介、それに唐灰汁の麺を入れて作られる長崎オリジナルの麺料理なのです。秋田のあんかけ味噌スープの「秋田ちゃんぽん」は「長崎」の流れを汲む麺料理ではありません、地元の方(有名店:チャイナタウン店員)も「まったく違うものです」と「長崎ちんぽん」とは違う”いろんなものを混ぜる”「ちゃんぽん」だと説明しています。ここで確認をお願いしたいのですが、ご当地ちゃんぽんと呼ばれるものは「長崎ちゃんぽん」とは別の『ちゃんぽん』料理であることをご理解ください。

林田真明さんとは何者なのか?

■林田真明さんは48歳の雲仙市役所職員で「チャンポンマン」

引用 NHK「私の父はチャンポンマン」

2013年12月18日 NHK BSプレミアムで長崎発地元ドラマとして「私の父はチャンポンマン」という番組が放送されました。このモデルとなった人が林田真明さん、その人なのです。ドラマのストーリーは

「故郷を元気にしたいと考える市役所職員・徳一が扮するご当地ヒーロー”チャンポンマン”。しかし、本人が活躍すればするほど中学生のひとり娘との溝は深まるばかり、娘の七海は徳一と離れて暮らすことも考えます、そんな時、ある人物から徳一の意外な過去を聞かされ心が動揺します。一方、徳一は、頑固だが腕は小浜1のちゃんぽん名人を口説こうとしますが協力を拒まれてしまいます。果たしてチャンポンマンは娘や名人の理解を得て、小浜チャンポンをメジャーにすることができるのでしょうか。」

まあ、ドラマの内容を聞けば林田さんが「小浜ちゃんぽん」を有名にしようと駆け回った人であることはわかります。それに加えて「全国ご当地ちゃんぽん連絡協議会会長」でもあることから、ちゃんぽん愛に溢れた方であることも理解できます。その熱い思いは番組でご覧いただくこととして「長崎ちゃんぽん」ではなく「ご当地ちゃんぽん」を見ていきたいと思います。

 

■私が選ぶご当地「ちゃんぽん」8選

108日間「ちゃんぽん」を食べ続けられる林田さんが選んだ「ちゃんぽん」ではありませんが、私が選んだ「ちゃんぽん」8選をご紹介します。

●近江ちゃんぽん

 

和風味です。醤油ベースのスープに中華麺を使用。中華鍋は使わずに小鍋で煮込むスタイルの”あっさり”ちゃんぽんです。

●尼崎あんかけちゃんぽん

 

高度成長期に九州から伝わった「長崎ちゃんぽん」に工場で働く人たちが”食欲”をわかすように、あんをかけたのが尼崎ちゃんぽんです。「あん」をかけたものを尼崎市内では「尼崎ちゃんぽん」と呼びます。

●八幡浜ちゃんぽん

 

海の街、八幡浜ではスープは鶏ガラ、かつお、昆布を使用した黄金スープ。太めの中華麺を使い「あっさり」味のチャンポンです。海辺らしく蒲鉾やじゃこ天などの水産練り製品が具材で使われています。

 

●戸畑ちゃんぽん

 

細めの蒸し麺を使った「ちゃんぽん」。通常の「ゆで麺」ではなく「蒸し麺」を使ったことが特徴、また、スープは豚骨。具も特別なことがないかぎりキャベツやもやし、蒲鉾、豚肉が一般的、魚介類は基本的に使用していません。

●久留米ちゃんぽん

 

久留米ちゃんぽんは「光華楼」が元祖と言われています。光華楼は長崎本家「四海楼」と姻戚関係にあったといいます、長崎ちゃんぽん系正統派のちゃんぽんです。その味は久留米豚骨ラーメンの元祖「南京千両」に影響を与えたと言われています。

●小浜チャンポン

 

林田さんが応援団長を務める小浜ちゃんぽんは「長崎ちゃんぽん」がベースにはなっていますが、地元特産のカタクチイワシを豚骨や鶏殻ベースのスープに加え、まろやかに仕上げています。また、地元の海産物や野菜をふんだんに使っていることも特徴です。

●日田ちゃんぽん

 

日田と言えば想夫恋の焼きそばなんですが、ちゃんぽんは「寶屋」さんが超有名、いりこでだしを取った醤油ベースのちゃんぽんが味わえます。地元の食材と有名な地下水を使っており、具材を特製のタレで炒めるのが特徴です。

●沖縄ちゃんぽん

 

沖縄ちゃんぽんは他地域のような麺料理ではありません。沖縄でちゃんぽんというと、野菜炒めを卵でとじ、ごはんの上に乗って出て来る丼的なメニューです。これが「ちゃんぽん(混ぜる)」って感じですね。

いかがだったでしょうか「ちゃんぽん」も所によりけり的な感じでしたね。いろんな「ちゃんぽん」があったほうが楽しいと思います。でも忘れないでください。「長崎ちゃんぽん」と「ご当地ちゃんぽん」は別物です。チャンポンにしないでください。

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