平均身長154cm女子カーリングの小さな戦士、北見ロコ・ソラーレの熱き戦い。行くぞ決勝トーナメント!

引用 北見ロコ・ソラーレ

昨夜のカーリング日本女子の対スェーデン戦を見ましたか?私は最初「退屈な競技」と思っていましたが、しかし、後半にかけての接戦が盛り上がることといったらありません。第9エンドに追いつき最終エンドの10エンドで1点をスチールして勝利したのには感動しました。見ていて気になったのが、大柄な北欧選手に対して小柄な日本選手たちです。チームはリザーブの本橋選手まで含めて5名、平均身長は154㎝です、リザーブでベンチに入っている本橋選手が160㎝ですが、彼女を除くと出場選手の平均は152.5㎝なのです。小柄な日本女子が170㎝もの身長がある欧州勢に立ち向かう姿は「小さな巨人」と言ったところでしょう。

チーム結成から8年、平昌五輪までの軌跡

■チームは北海道北見市のローカルチーム

引用 朝日新聞デジタル

北海道北見市に本拠地を置くカーリング女子チームの「ロコ・ソラーレ北見」は今回の平昌五輪に日本女子代表チームとして出場。バンクーバーで活躍した女子カーリングの顔「北本麻里」選手が地元北見に戻って結成したのが同チームで、メンバー全員が北見市の出身者なのです。他の種目が日本代表チームとして登場してくるのに、女子カーリングは選手全員が北海道の一地域の選手なのです。バンクーバーを終えた後、本橋選手は「地元の名前で世界に挑みたい」そんな思いで平成18年に故郷、旧常呂町でチームを結成。同町は町おこしの一環としてカーリングの普及に取り組んでいました、しかし、実業団チームがなく有望選手が札幌や本州に流出していました。一番の問題は、競技を続けながら働ける企業がなかったことです。

■本橋の強い意思が地元に奇跡のチームを誕生させる

本橋選手は「高校生と一緒でもいい。大学生を育ててもいい。人や地域とつながったクラブチームをつくって五輪を目指す」と強い意思を持ってチームづくりに臨みました。その結果、長野や札幌に散っていた地元出身の選手たちが北見に戻ってきたのです。それに応じて、それぞれの所属先やスポンサー企業も探して、地元での生活が出来るようにサポートしていきました。橋本選手は元オリンピック選手の肩書をかなぐり捨て、慣れないスーツを着て必死に頭を下げて企業をまわりました、その姿を見た地元の人々が橋本選手を応援したのです。今では地元を中心としたスポンサー約20社に支えられています。ここまで支援が広がったのは身近な職場や地域での交流を通じて、選手の夢である五輪出場を自分自身の夢として応援しようとする人たちが増えたからでしょう。

そして始まった平昌五輪”北見”の戦士たちの快進撃が始まる

■平昌での戦いは対アメリカ戦から始まった

引用 朝日新聞デジタル

平昌五輪6日目にカーリングの男女1次リーグがスタート、女子日本代表のLS北見は米国を10対5で下し、初戦を白星で飾ります。日本は第3エンドまでに合計7点を入れました。後半に米国の反撃も見られましたが、第9エンドを終えた段階で日本の勝利が確定しました。1次リーグは10チームによる総当たり戦、日本は上位4チームによる準決勝進出を目指します。そして続く2戦目はデンマーク戦、この戦いも8対5で勝利、2連勝。同じ日には韓国統一チームとの完全アウェイ戦、この時は周囲の応援が韓国一色であり、可愛そうなくらいでの環境でしたが7対5で3戦目も勝利を得ました。そして第4戦の中国との闘いでは惜しくも7対6で敗れます。迎えたOAR(ロシア)戦、5対5で試合を折り返したものの後半戦で日本が優勢に立ち第7エンドで3点をスチールして波に乗った日本がそのまま逃げ切り10対5の大差で勝利しました。この時点で日本は4勝1敗の成績でした。

■世界ランキング1位のカナダとの闘い、そしてスウェーデン戦。

昨日19日、1次リーグ第6戦カナダとの試合が行われました。日本有利の後攻で始まった第1エンドでしたがカナダに1点を許し、第5エンドには4点の大量失点。第6エンドに2点を返すもののカナダは第7エンドに2点を加え日本は完敗しました。さすが、ソチオリンピック優勝のカナダ、簡単に勝てせてはくれませんでした。同日夜には、ソチではカナダに次いで2位の強豪スウェーデンと対戦、恐らくは日本女子カーリング史に残る劇的な逆転による勝利となりました。第9エンドに4対4の同点に追いつき、不利とされる先攻の第10エンドで1点をスチールし勝利しました。この第10エンドの闘いを氷上の「5㎝」差による劇的勝利と報道していますが、そうではなく、恐らくは10㎝以上あるだろう身長差、体格的な差をまったく感じさせない北見LCチームの”強さ”を褒めるべきだと思います。腕にガッツリとタトゥーの入った金髪姉さんの横でスィーピングする日本選手は大人に叱られてデッキブラシで床を掃除する子供のようにも見えます。

小柄な体格でここまで欧米の強豪チームと闘ってきた「北見LC」、試合はまだまだ続きます。本日20日は14:05~対イギリス戦、明日21日は20:05~対スイス戦、ガンバレ!北見LC、決勝トーナメントに進んで日本のみんなに「夢」を与えてください。ローカルチームでも世界で闘える、その頂点オリンピックでも勝つことができるのだと。ガンバレ~!!。

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