「チャミスル、チュセヨ!」VS嵐でも話題の韓国焼酎、日本の焼酎とどこが違うの?

引用 korean channel.com

数年前に韓国へ出張した際、毎晩、韓国焼酎を飲んでいた記憶があります。銘柄は「チャミスル」、いまだに韓国料理店に行くと「チャミスル、チュセヨ(チャミスルください)」と口をついて出てしまいます。一週間、毎夕に『チャミスル』漬けの生活を送ったので、韓国焼酎と日本の焼酎との違いはよくわかるようになりました。今晩、VS嵐でも出ていたように「チャミスル」のブランド名は、それが何かを知らない人にも有名です。韓国では屋台などで若い女性が韓国焼酎を煽る風景は日常化されています、このため、人気ブランドのチャミスルがひとり歩きしているのかもしれません。

まずは知っておきたい日本の焼酎のこと

■焼酎は「九州」で昔から飲まれている酒という認識は間違い

私は福岡県人ですが、関東の方は「九州」と聞いただけで”焼酎を飲む人”と思っているようです。しかし、その認識は間違いです、北部九州特に福岡は日本酒文化の地域で、催事には日本酒が用いられ公式行事で焼酎が振舞われることはありませんでした。酒蔵も日本酒を作っており、焼酎は主として鹿児島を中心とした地域の”酒”なのです。焼酎=九州ではなく、焼酎=薩摩(鹿児島)とご認識ください。

焼酎の起源は正確には分かっていませんが、有力説としてはタイから琉球経由で薩摩にもたらされたとされています。タイの蒸留酒は更に中東に起源を持ち、アラビア語で「アラク」と呼ばれました。焼酎は古くは「あらき酒」、もしくは蒸留器を意味する「ランビキ」と呼ばれました。中国・韓国語では「焼酒」と表記されます。

■日本の焼酎は甲類と乙類の2種類

日本の焼酎には甲乙2つの種類があります「チャミスル」は日本の焼酎で分類すると甲類に分類されます、詳細は後述することとして、まず、甲乙の定義を見ていきましょう。単式蒸留焼酎(焼酎乙類)、米や麦を原料として単式蒸留器で蒸留して造る焼酎です。簡単に言えば、一回しか蒸留しないために原料本来の風味や成分が生きているのが特徴です。原料本来の風味が残る為、イモ焼酎はかつて「臭い」と言われた時期がありました。最近では技術が進歩して、嫌味のある臭みが残るようなことは無くなっていますが、それでも臭いが「キツイ」と言う人もいます。次に連続式蒸留焼酎(焼酎甲類)です、この焼酎は廃糖蜜や酒粕などを原料とした発酵液をもとに、連続式蒸留器で蒸留して高純度エタノールを生成し、これに加水したものです。製法上、何度も蒸留を行うためアルコール純度が高くなり、原料本来の風味は失われてしまいます。このため、味覚の個性は薄くなってしまいます。しかし、低コストで大量生産することが可能であるため、大手企業によって量産され、販売シェアが高い状態となっています。チャミスルもここに位置しているのです。

韓国焼酎が人気になっている理由

■韓国焼酎「ソジュ」は”まるい”イメージではないでしょうか。

ソジュは朝鮮半島で製造されている蒸留酒です。朝鮮半島古来からの伝統酒の一種です、日本の焼酎に相当するものであるため「韓国焼酎」とも呼ばれています。伝統的にはコメから造られてきましたが、第二次世界大戦・朝鮮戦争後から経済成長期にかけての米不足を機にジャガイモ、コムギ、オオムギ、サツマイモ、タピオカなどのでんぷんを加えたソジュや、完全にこれらの原料から造るソジュが出てきています。ソジュは無色透明でアルコール度数は20~40%と幅広いのですが、20%がもっとも一般的なものになっています。日本の焼酎に比べて度数の低いソジュは健康志向からも好まれるようになってきました。また、製造の過程で砂糖や香料が加えられることもあり、全体にソフトなイメージのアルコール飲料として若い女性にも人気になっています。

■そして「チャミスル、チュセヨ!」

私の頭の中には韓国・酒と言えば「チャミスル」と摺りこまれているので、韓国料理店でもすぐに「チャミスル」を注文します。日本では眞露をCMで見かけるので、よく知られているようですが眞露はチャミスルを製造している会社です。眞露の名前で焼酎も販売していますが、チャミスルとは違うものです。原材料が明確に記されていない点も韓国焼酎の特徴かもしれません、まあ、別に身体に悪いものが入っているということではなく、製法を知られたくないのかも知れません。それから、眞露やチャミスルと言うと「あなたの事が好きだから!」とチャン・ドンゴンの真似をする人がいますが、好きだからは化粧品のCMで海側から歩いてくるチャン・ドンゴンが言うセリフです。確かにチャミスルのCMにも出ているのですが、2つが重なって酒のCM=好きだからになってしまっているようです。

私はこの少しマイルドな韓国焼酎「チャミスル」が好きです。日本の焼酎は「うまい」のですが、軽さがないのです。チャミスルは軽いのでショットグラスに入れてビールジョッキに沈める「爆弾酒」みたいなことができるのです、悲しいかな「黒霧島」を同じようにビールジョッキに沈める気にはなれません。これから春めいて来て桜の下での宴会の機会も増えていくことでしょう、ぜひ、緑の小瓶「チャミスル」をお飲みください。そうそう、埼玉在住の人間としては「ホッピー」もよろしくお願いします。

 

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