貴乃花親方「一兵卒になって0からやり直す」のは無理、事実は無いことにはできないのです。

引用 朝日新聞デジタル

春場所千秋楽の3月25日、貴乃花親方は役員待遇委員として最後の日を迎えました。京都市内で開かれた貴乃花部屋の打ち上げパーティーに顔を出した貴乃花親方は「おわび」で締めくくりました。春場所期間中に弟子で十両の貴公俊が支度部屋で付き人を暴行した問題は、3月29日の理事会で師弟ともども処分が検討されます。この問題に関し貴乃花親方は「ご心配をおかけしたことをお詫びし、師弟ともども精進していく」としました。問題は貴乃花親方の手の平を返したような協会や外部に対する対応です、本人は謙虚さの現われとしていますが、う~ん。

さらなる将来の闘いの為に今を耐えているのか

■なんとか「取り繕って」いるようにしか見えない

打ち上げパーティーには元横綱日馬富士の傷害事件の被害者で、千秋楽に勝ち越した十両貴ノ岩らが出席しました。春場所期間中に支度部屋で付け人に暴行した貴公俊は謹慎のために参加させず、貴乃花親方は「師匠としての責任が重い」と神妙な表情を浮かべていました。元横綱日馬富士の暴行に対しては「強硬」な態度を示してきた貴乃花親方ですが、身内の不祥事に関しては寛容なようです。

貴ノ岩への傷害事件に関する日本相撲協会の対応を巡っては、内閣府に対して貴乃花親方から「告発状」が提出されていましたが、これは取り下げる方針のようです。貴乃花親方は「入門したての気持ち、何もないところから始まったような気持ちで、謙虚に続けていく」と語りました。3月29日に開かれる日本相撲協会の理事会では、貴公俊への厳罰が予想されており、その親方である貴乃花には、屈辱の平年寄への降格の可能性もあります。

■よくわからない「一兵卒」の意味

貴公俊の暴行が明るみに出て以降、貴乃花親方の外部に対する態度は豹変しました。自らを『一兵卒』とし、千秋楽の朝稽古が終わると稽古場と、その周辺のゴミ拾いを40分ほど行い「落ち葉拾いですよ」と照れながら語りました。1988年の春場所で入門して30年「一兵卒でやっていく時代がきました。私の人生の中で15年で引退、引退して親方として15年。」と現状が『新たな一歩でであること』を強調しました。しかし、貴乃花親方は部屋の代表として力士みなを率いていかなければならない立場、もともと「一兵卒」などという考え方は成立しません。

今回の暴行事件に関しては『厳罰』が予想されていますが、もし貴乃花親方が平年寄の降格するようなことになれば、元横綱輪島の2階級降格以来33年ぶりの降格人事となります、また、最上位から最下位への5階級降格は、かつてない『厳罰』となります。場所中の仕事は会場の警備など、ごみ拾いのパフォーマンスを見せていたものの、本当に貴乃花親方は「一兵卒」として出直すつもりでしょうか?

部屋存続の危機とも言える”一代年寄剥奪”はあるのか

■自分のこととなると消しゴムで消して無くしてしまう

理事の中には「一代年寄剥奪」を言い出す出席メンバーもいるといいます。もし、本当に剥奪となれば部屋存続の危機ともなりかねません。貴乃花親方が態度を豹変させたのは「生き延びる」ためだったのでしょうか、しかし、親方の言う「相撲道」から言えば、今回の暴行事件は「何を言われても」仕方ないことです。あれほど他部屋の暴力を糾弾してきた貴乃花親方の足元で「暴行事件」が起きたのです。ごみを拾う前に、各方面にきちんとした説明と陳謝をすべきです。起こしてしまったことは「消しゴム」で消すことも「0」にすることもできません。

■今だにわからない貴乃花親方の心中

「一兵卒」からやり直す発言にも疑問があります。それは協会に対して批判的な態度を取ってきたことを含めて「やり直し」としているのなら、貴乃花親方は当初より「間違った」対応を取ってきたことになります。いづれにしても弟子が「暴行」を加えたのですから、師匠として責任を負うのは当然です。自分の背中を見て育ってきた弟子の不始末、「一代年寄剥奪」の結果に終わっても仕方ありません、どうも後味の悪い結末に終わりそうな気がします。貴乃花親方が目指そうとした「相撲道」はどこにあるのでしょう。感情論的に貴乃花親方を非難することはしたくありませんが、もう少し思慮がある親方だと思ってきたので残念です。また、相撲業界には、しばらく“冷たい風”が吹きます。

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