「半分、青い」に見るライトノスタルジーの世界、マヌカンなんて若い奴は知りません!

引用 NHK「半分、青い。」

NHKの朝ドラはどうして話題性が高く、視聴率も高いのでしょうか?民放のドラマが不調の中、朝ドラは20%は“当たり前”の好調ぶりです。今回は『恋愛ドラマの神様』北川悦吏子さんの原作、モデルはないと言われていますが、舞台が岐阜だったり北川さんの体験をモチーフにした作品だあることは間違いなさそうです、北川さんと言えば1990年代に「素顔のままで」や「あすなろ白書」などの大ヒット作が思い出されます。また、主演の永野芽郁さんは某モバイル会社CMでもお馴染みの“さわやか”女優さんです。こうした原作と主演の取り合わせが人気を呼んでいるのでしょうか、いやいや、それだけではないはずです。NHKの得意な仕掛けは「時代を表現」するところにあるのではないかと思っています。代表的なものでは大河ですが、他の民放に比べて時代の「色」や「臭い」の扱いが上手なのです。

昭和ノスタルジーほど遠くはない「ライト」な感覚での懐かしさ

■若い世代でも「なんとなく記憶に残っている」世界

この朝ドラが始まってすぐに「マグマ大使」が話題になりました。1971年生まれの主人公鈴愛が1966年放送のマグマ大使を知っているわけがない、NHKは時代考証がなってないと話題となりました。しかし、父親が好きだった番組を再放送で見たのだろうってとこで落ち着きました。おそらくは、この感覚が北川女史の狙う軽い懐古主義だと思います。北川女史の世代に合わせてエピソードを差し込んでいくと、作者として俯瞰できないし、「近い昔」を演出できなったのではないでしょうか、このドラマの肝は軽い懐かしさだと思うのです。

■バブルという言葉は知っていても、その実態は知らない

最近、話題になった大阪府立登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」をご覧になったでしょうか、この娘たちの衣装はどこから持ってきたのだろうと思いきや「おばあちゃんからもらってアレンジしました」との返事。10代にとってはバブル時代は祖父母の時代なのです。報道や活字で時折「バブル」は見かけて“知識”としては知ってはいるものの、その“実態”はわからないのです。「半分、青い」の今週ではワンレン、ボディコン、ハウスマヌカンといったバブル当時の言葉が飛び交い「サンバランド」に象徴される、当時の不動産状況が描かれます。若者が「言葉だけは知っている」その時代感がいいのでしょう。

最終的には〇〇〇を発明して、発明家として大成する⁉

■これから漫画家になるのは面白いと思う

主人公の鈴愛は農協への就職を蹴って、豊川悦司さん演じる漫画家・秋風羽織のもとで働くことになります。ここで、漫画家になるというのは面白い発想だと思います、かつての漫画界の大御所の時代、手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎といった今でも読み継がれる漫画作家から引き継がれた『次の時代』を見れるのです。ここのところは、ひと昔前の漫画家の姿になりますので、いろんな世代が見ても面白い内容になると思います、よろしくお願いします。

■最終的には〇〇〇の発明者になる?

鈴愛は漫画家から主婦になり、子供を産んで離婚、最終的には梟町に戻ってきて終盤を迎えることになります。しかも、鈴愛は扇風機(そよ風を吹かす)を発明して有名になってしまうのです。まあ、なんで扇風機なんだと思うかも知れませんが、ダイソンのサイクロン掃除機を初めて見たときは感動したでしょう、それと同じで「おおっ‼!」と言わせてくれるはずです。このまま、ライトなノスタルジーを味わっていたいのですが、夏くらいからは“今”に近づいていくのでしょうね、そのロストする感じがいいのかも知れません。

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