2022年愛知県に「ジブリパーク」が開業!日本オリジナルで「レゴランド」を乗り越えられるか?

引用朝日新聞デジタル

昨年4月にオープンした大型テーマパーク「レゴランド・ジャパン」には利用者からは厳しい意見が寄せられています。「狭い割には入場料が高い」「飲食物が持ち込めない」等々、入場料もオープンからわずかの期間で値下げする状況に陥っています。レゴランドは、世界中で親しまれるデンマークのブロック玩具「レゴ」で彩れたテーマパークです。同じ形態の施設は本家デンマークのほか、イギリスやドイツなど7ヵ国にあり、日本では名古屋港に面した金城ふ頭に初お目見えしました。市の調査で全国主要都市8都市の中で観光地として「最も魅力に欠ける」という結果が出てしまった名古屋市。新たな地域観光の目玉として期待したのがレゴランドだったのですが、ふたを開けてみると厳しい現実が待っていました。

一周年を迎え「これから」に期待するレゴランド

■高い入場料に不満の声が続出

昨年4月にオープン後、入場者から寄せられた苦情で最も多かったのは「入場料が高い」と言うものでした、そこでオープン1か月後の5月には、入場料の割引策を打ち出しました。家族4人で利用すれば最大6100円、3人利用で合計4400円安くなる家族向け割引「ファミリー1DAYパスポート」(通常大人1人6900円、子供1人5300円)がそれです。その効果は秋には現れ、入場者は100万人を突破しました。さらに10月には愛知県・岐阜県・三重県の在住者は一日券が大人で2400円、子供で2000円安くなる「ホームタウン1DAYパスポート」も開始、レゴランド・ジャパンの社長トーベン・イェンセン氏は「割引を打ち出してから入場客の伸びが大きくなった」と強調します。

■レゴブロックが持つ魅力が施設の魅力と一体化するのは難しい

開業から1年が経ち、レゴランドの隣接地に8階建てのレゴランドホテルとシーライフ・名古屋がオープンしました。宿泊施設や水族館を加え複合型リゾートにテーマパークから進化したのです。レゴランドの水族館「シーライフ」はレゴランドの総合リゾート化の足掛かりとして期待されています、シーライフ水族館は海外では人気のある「水族館のグローバルブランド」、海外諸国では「Sea Life Aquarium」というブランド名で、日本に先立って展開しています。シーライフもレゴランド同様にコンパクトな施設ですが、シーライフで出会える生物は5000種以上、また、これに対応したレゴのフィギュアが見られるのも魅力です。新たに付加された宿泊と水族館の魅了を従来のレゴランドに加えての飛躍が期待されます。しかし、レゴ自体が施設の中核を成していることは変わりません、知育玩具としてではなく、テーマパークの核としてどうレゴを運用していくのかが、今後の鍵となります。

新たに期待される「ジブリパーク」は全方向型となるのか?

■ジブリのキャラクターはすべての世代に受け入れられるのか

スタジオジブリなどが、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(約200ヘクタール)に整備計画を進めている「ジブリパーク」についてスタジオジブリと愛知県は2022年度中の開業を目指すことで合意しました。基本デザインもまとまり、メインゲートとなる区域のエレべーター棟を映画「ハウルの動く城」の世界をイメージして改装し、周辺には、「耳をすませば」に登場する「地球屋」を再現した建物を造ります。既に計画の外郭が決まりオープン予定も見えてきた同計画ですが、現状のレゴランドを超えられるテーマパークと成れるかは、パーク内で展開されるキャラクターの世界が、どれだけ入場者に受け入れられるかでしょう。映画の世界では馴染み深いものでもテーマパークとなると”別物”と言う事例は初期の大阪ユニバーサルジャパンでも見られました。

■既に実績のある愛・地球博記念公園に期待する愛知県

愛知県は昨年6月、愛・地球博公園にジブリパークを新設すると発表しました。同公園は2015年に愛・地球博が開かれ、公園内には映画「となりのトトロ」ゆかりの施設「サツキとメイの家」があります。この施設には2017年度に約10万7000人が訪れています。県などは既存のこうした施設も活用して、ジブリの各映画の世界を表現していきます。事業主体は愛知県、スタジオジブリは企画監修を行います。既に来訪者の実績があることに期待しての計画のようですが2020年、果たして一般客が「ジブリワールド」を望んでいるかは、わかりません。テーマパーク運営の難しさは、これまでにオープンしては消えていったいったテーマパークを見れば一目瞭然です「長崎オランダ村」(長崎)「グリュック王国」(北海道)「カナディアンワールド」(北海道)「東京セサミプレイス」(東京)「呉ポートピアランド」(広島)「ハウステンボス」(長崎)「新潟ロシア村」(新潟)「ネイブルランド」(福岡)「鎌倉シネマワールド」(神奈川)「加賀百万石時代村」(石川)「柏崎トルコ村」(新潟)「フェスティバルゲート」(大阪)「倉敷チボリ公園」(岡山)「富士ガリバー王国」(山梨)。そのころ、宮崎監督はどうしてらっしゃるのかしらん?

 

 

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