めざましテレビで紹介「第二の軍艦島」池島が人気、観光スポットとしての廃坑施設。

長崎県は西彼杵郡の端島は「軍艦島」として有名です。明治時代から昭和時代にかけて海底炭鉱として栄え、1k㎡ない小さな面積の島に最盛期には5,000人を超える住民が住み世界一の人口密度を誇った事もあります。しかし1974年に閉山、以降、島に残されたコンクリートの住居を乗せた島影が「軍艦」のように見えるため、「軍艦島」として有名になり、映画のロケなどに使われることもしばしばでした。また、明治期に作られた岸壁と海底坑道は『世界遺産』に指定されています。しかし、保護されているのは島の一部であり、大半は崩壊するに任せた状態となっています、このため観光資源としては利用しにくく、海上から眺めるか、上陸しても決められた場所から外観を見るだけでした。こうした端島の状況を見ていた地元の観光会社が新たに旧炭鉱施設として目を付けたのが同じ西彼杵郡内にある「池島」だったのです。

めざましテレビで「第二の軍艦島」として紹介された”池島”

■池島ってどんな島なんでしょう

池島は長崎県西彼杵半島の西方約7kmに位置、長崎県長崎市に属する0.9k㎡の小島です。端島と違うのは現在も住民が157名居住しており、小学校も運営されています。この池島も端島と同じように石炭の最盛期には7,700人もの人口がありました、信じられない人口ですが、それだけ石炭の需要があったということです。炭鉱としては珍しく2000年代まで採掘が続けられたためか、施設の老朽化もそれほどではなかったため、廃坑後もトロッコで旧鉱に入るツアーなどが行われてきました。

■人間よりもイノシシが増加している

これは余談ですが2011年に島でイノシシが確認され、以降、目撃の数が増えイノシシの増加が問題となっています。長崎本土から7kmほど離れていますが、当初のイノシシは海を泳いで渡ったと見られており、このまま放置すれば「イノシシ」の島になってしまう可能性もあります。ウサギや猫で有名な島はありますが、イノシシは害獣であり危険なため増えても「害あって益なし」です。しかし、現在生息しているイノシシを捕まえて島内で繁殖させれば「イノシシ牧場」として利用できるかもしれません。(現在は猫が多く、300匹ほどの猫が確認されています。『猫島』かも)

なぜ、産業遺産が人気なのか?

■島のほとんどは廃墟、残った施設は「レトロ」。

池島の炭鉱は高度に機械化された海底炭鉱でした、1990年代には坑道の総延長距離は96kmにも及び、炭鉱マンの移動時間の短縮のためにドイツ製の高速人車も導入されました。しかし、坑内事故や電力の自由化などの理由により2001年に閉山となります。閉山後は70棟以上のマンション群や採炭用の施設が残されました、マンションの一部は未だに利用され100名を超える住民が利用、最盛時には1800名の児童が通った小学校も現在では2人の兄弟が通うのみとなっています。すべてが廃墟ではなく、一部に現在の生活があるところが「レトロの島」なのかも知れません。

■めざましテレビでも紹介された満足度100%の廃坑ツアー

今朝の「めざましテレビ」では長崎の観光ツアー会社が企画するツアーへ同行した様子が放送されていました。基本的には立ち入り禁止区域が端島に比べれば少なく、レンタル自転車もあるため「自由」に島内を巡ることができます。また、坑内に入るトロッコも使用可能で坑道もしっかりしているため旧採掘場所を見学することもできます。見学に訪れた観光客へのインタヴューでは「満足できました」とする声が上がっていました。これから夏に向かって観光客が急増することが予想されます。北部九州地区は旧採炭地を抱えた地域が多いのですが、ほとんどが廃れてしまい、単なる廃墟となっているのが実情です。池島には頑張ってもらって、今後も採炭の歴史を後世に伝えてもらいたいと思います。

 

 

 

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