インド映画「バーフバリ」は絶叫上映と呼ばれる上映形態でコスプレまであるらしい。

引用 東京新聞

4月7日に新宿ピカデリーで開催された「オールナイト絶叫上映会」では、声出しOK、タンバリンなどの鳴り物使用OK、コスプレOKと、通常の映画上映会とは趣を異にした上映会が行われました。開始は夜の23時、完結編が始まったのは深夜1時半過ぎ、すべての上映が終了したのは早朝4時とハードなスケジュールながら、チケットは発売後に即完売するほどの人気でした。この上映会は東京だけではなく、大阪や福岡などでも開催されており、他のホラー映画などをいっしょに併映、ライブ用音響機材を使って映画で『爆音』を楽しむ「爆音映画祭」として開催しているところもあります。

絶叫上映(応援上映、チアリング上映)は「ロッキー・ホラー・ショー」から始まった

■公開当初は酷評、しかし40年以上経った今でも上映会が行われている

カルト・ムービーと呼ばれる熱狂的な支持者を持つ映画が存在します。その元祖であり初代カルト映画と評されているのが「ロッキー・ホラー・ショー」です。2005年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されています、もともとはホラー・ミュージカル舞台劇を映画化した作品です。内容的にカリバリズムや麻薬といったインモラルな内容があるものの、奇怪なキャラキター、洗練されたロック音楽、奇抜な衣装、ホモセクシャル、バイセクシャル、乱交といったエロティック要素を含んだコメディタッチの内容。それまで存在しなかった内容に、上映されるごとにコアな支持者が増えていきました。

■単に上映するだけではなく参加する映画となっていく

公開されてから1年、アメリカで始まった深夜興行では、劇中のキャラクターに扮したコスプレ客が週末ごとに集まり、映画を見ながら全員でお約束のツッコミを叫んだり、紙吹雪や米をまき散らす、さらにはスクリーン前で俳優が同時進行で演技をするといった、パーティ形式の上映形態が定着しました。この上映形態は熱狂的なリピーターを続々と生み出し、やがてカルトムービーの代表といわれるまでに本作を押し上げていくのです。あえて流行りものを排除した内容は、公開から40年以上が経過した現在でも、独自形態の上映会が世界中のそこかしこで行われています。こうした上映形態を日本では“応援上映”と呼んだりしましたが、現在開催されている“絶叫上映”と内容は変わりありません。

そして2017年「バーフバリ」が日本上陸、新たな絶叫上映時代の幕が開く!

■インド映画「バーフバリ」とは

「バーフバリ 伝説誕生」は2015年に公開されたインド映画です(日本での公開は217年4月)。テルグ語、タミル語で撮影された全2部構成の叙事詩的映画の第1作です、インド国内で最高額の予算で製作された本作は公開直後から高い評価を受け、インドの歴代興行収入最高額を記録しました。物語は古代インドの大国マヒシュマティ王国が舞台となります。主人公はシヴドゥ、彼はかつて国王であったバーフバリの子であり、バーフバリの死の真相をを知り、復讐を誓いますが…。要は王位継承に纏わる物語なのです、2017年12月には2作目の「バーフバリ 王の凱旋」が公開されました。

■ストーリーなんかどうだっていいくらいの「爆裂映画」

観客が叫び、鳴り物を鳴らし、狂喜する理由がわかりました。「ロッキー・ホラー・ショー」は独自の世界観を持った映画でしたが「バーフバリ」は独自というか『爆裂』なのです。その戦闘シーンにおける超人ぶり、時代感のない殺人兵器、蟻の大群のような軍勢、華やかな歌と踊り、そうなんです「ここにボリウッド極まれり」と言った感のある映画なのです。この内容であれば“絶叫”してもいいだろうと思ってしまいます。かつて1950~1960年代にハリウッドで史劇大作が作られましたが、現代では当時のようなエキストラを集めて映画を撮ることはできません、しかし「バーフバリ」には勝るとも劣らない壮大感があります。製作者は「出来る限り大きなスクリーンで見ていただきたい」と述べていますが、この感覚が、昔の超大作70㎜フィルム映画製作者と同じ感覚なのです。その感覚が、この映画を生み出したのかもしれません。今度「絶叫上映会」が開催される際には是非、タンバリン片手にお出かけください。『ハーフバリ!ハーフバリ!ハーフバリ!!

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