至学館大学「反省が見えない」と栄監督を解任、責任を負うべきは他にもいるんじゃない?

引用 産経ニュース

伊調馨選手にパワーハラスメントを行っていたとされる、日本レスリング協会の栄和人・前強化本部長に関して、至学館大学の谷岡郁子学長は6月17日、栄氏を同大学レスリング部監督から解任することを発表しました。栄氏は6月14日に記者会見を開いて謝罪を行ったばかりでした。谷岡学長によると、栄氏に全日本選抜選手権に出場した学生のセコンドにつくように指示しましたが、守らず。試合中に外出するなど監督としてふさわしくない行為があったとされています。

解任した理由を谷岡郁子学長が駒沢体育館で語る

■監督に対する「監督責任」は学長にあるのでは?

6月17日、至学館の谷岡郁子学長はレスリング部監督を解任すると発表した栄和人氏について、全日本選抜選手権が行われた東京・駒沢体育館での記者会見で「このチームをを率いるにはふさわしくない」などと理由を説明しました。谷岡学長は栄監督に何度もセコンドに入るように要請したが、栄監督は聞き入れなかったと言います。また、試合中に知人と昼食に出かけたといい「選手とともに歩んでほしいと何度も言った。監督業を真剣にやろうと集中しているとは思えない状況だった」と解任の理由を説明しました。この様子を見ていると、学長が監督を指導しているのに「従わない」ように聞こえるが、当初、記者会見で「そもそも選手なのでしょうか?」発言をした谷岡学長の真意は見えてきません。

■トカゲの尻尾になってしまうのか栄監督

至学館大学は栄氏の指導を受ける学生や卒業生らにカウンセラーが立ち合いの下、聞き取り調査を実施しました。過去の不適切な発言や運営が、これにより判明しました。谷岡学長は5月24日に理事会を開き、栄氏を減俸処分にしていたことも明らかにしました。しかし、直接関わった栄監督だけに処罰が行われ、統括的立場にある谷岡学長からは何も責任に関する発言はありませんでした。日本大学では1スポーツ部の不始末から、大学トップの責任が問われる状態となっています。至学館もまた同じではないのでしょうか、監督を指導する立場にあるのが学長なのですから、自ら減俸するくらいのことは、あってもいいのではないでしょうか。

次の監督は吉田沙保里選手か?

■栄監督を解任しただけで幕引きと言うのは,いかがなものでしょう。

大切谷岡学長は副学長の吉田沙保里選手に栄監督解任のことは伝えており「仕方がない」と了承は取り付けているといいます。2020年東京五輪に向け、今後の体制はコーチと選手たちが協議して決めていきますが、吉田選手の監督就任に関しては「在り得る」と否定はしませんでした。こうした問題が「見える部分」だけで進んでいくのは危険だと思います、吉田選手が監督と成れば、大きな話題となって栄監督の件は霞んでいきます。必要なのは2020年に向けて、選手がその能力を何かに縛られることなく、思う存分に発揮できる環境を築くことではないでしょうか、そのためには、大学の体制、部の環境、指導側と選手の関係、多方面からの見直しが必要です。特に、学長の「見直し」は最重要課題だと思われます。

自らの陳謝の弁が必要

栄氏は日本協会が第三委員会の報告書に基づき、パワハラを認定した4月6日付で強化本部長を辞任。同協会は理事会で常務理事から解任する方針も決めており、谷岡学長は「いろいろな形で迷惑をかけた。心からお詫びする」と陳謝しました。しかし、内容的には栄氏個人が引き起こした問題として処理しようとしています。お詫びするのであれば『監督である栄氏をきちんと指導できていなかった責任は、学長である私の責任であり、今回のような問題に至ったのは体制や環境にも問題があると言わねばなりません。全体の責任を取るために、まずは私が学長の職を辞し、迷惑をかけた多くの方々に陳謝致したいと思います。』と谷岡学長には言っていただきたいのです。

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