これで幕引きなのか?大体大浪商の記者会見にみる責任のあり方と無念の桃山学院!

引用 スポーツ報知

ハンドボールの全国高校総体大阪府予選男子決勝は堺市家原大池体育館で6月10日に実施されました。この大会で悪質な接触プレーではないかと優勝した大体大浪商の選手のプレーが指摘された問題に関して、大体大浪商は7月5日、大阪府熊取町の同校で記者会見を行いました。これまでも、浪商側の徳永昌亮監督は「ユニホームを掴んでいるのを振りほどくために、体をひねった時に肘が当たっているというように私は見ていますし、子供たちからもそういう話を聞いています。」と故意でなかったことを説明していました。しかし、桃山学院側はこの説明を受け入れることができず、更なる説明をもとめていました。これに対応したのが今回の記者会見だったのです。

問題を中途半端な形で終わらせることは関係者すべてにマイナス

■確かに謝罪はしているのだが

記者会見では清水俊彦校長が冒頭に「生徒に対する指導が行き届いていなかったことに原因があると思います。申し訳ありませんでした」と謝罪しました。どこかの大学と違ってまず非があることを認めた点は評価できるといえます。以降は、工藤哲士教頭と男子ハンドボール部の徳永昌亮監督が質問に対応しました。問題が起こったのは大体大浪商が29‐28で桃山学院を下し、インターハイへの出場権を掴んだ試合で起こりました。全国大会を賭けた大一番で起きた疑惑のプレーに注目が集まっていました。

■大体大浪商の見解は「意図的にやったのではない」

問題が起きたのは後半戦、攻撃側だった大体大浪商の選手の肘が、マークするためにユニホームを引っ張っていた桃山学院の選手の胸に当たりました。この時の動画を見た周囲からは「意図的にやったのでは」という意見もあり、大体大浪商側では当該選手から聞き取りや、動画による確認を行いました。この結果に関して工藤教頭は「ユニホームを桃山学院の選手に引っ張られて、振りほどくために体の軸を中心に回転した反射動作であり、意図的な行為とは認められませんでした。ただし、同プレーは怪我につながる恐れのある、危険な反則行為であることは間違いないと考えます」との見解を示しました。浪商側の選手は『故意』に同プレーをやっていないと説明したのです。

ハンドボールが激しいスポーツであることは周知の事実

■警告や退場の数は桃山学院側の方が多かった

この決勝戦では警告(大体大浪商1:桃山学院4)、退場(大体大浪商1:桃山学院4)となっており、激しい接触プレーが多かったのは間違いありません。そうしたプレーのなかの1つとして考えれば「あっても、おかしくはない」ことかも知れません。また工藤教頭は勝てばインターハイ出場という状況で「そうした雰囲気にも配慮し、徹底した指導をするのが部長や監督、ひいては本校教員の役目でございます。その役目を十分に果たせなかったのが本件の原因であり、肘が当たった選手、選手の保護者の方も含め、桃山学院の皆様に対し、本校として深くおわび申し上げます」と自校の責任は認めています。また徳永監督も「私の指導不足です。試合後もうれしさのあまり、コートに入って『おめでとう』と言葉をかけて、表彰式に移ってしまいました」と指導に問題があったと言及しています。

■問題がズレている、問題は「故意」だったのか「偶然」だったのか

問題のプレーが「故意」とされる背景には試合の2日前に、大体大浪商の2選手がLINEで肘が当たった選手の投稿に対して「ぶっ殺すか?」「やっちゃいましょう」などと投稿していたことが指摘されています。しかし、肘を当てた大商大浪商の選手はこのLINEには関わっておらず、工藤教頭は「反則を予告したものではないと認識している」と関連性を否定しました。記者会見の大枠は「謝罪会見」となっていましたが、反則行為が偶然であったことを証明するような要素は、まったくありませんでした。もし、大商大浪商側が「偶然」を主張するのであれば、ラフプレーを行った選手のヒアリングの結果を公表すべきではないでしょうか?なぜ、倒れた後方の選手に気付かなかったのか?肘が当たったのはわかっていたはずなのに。また、LINEのやりとりも同様です、彼らがどういう意図で投稿を行ったのか公表し、学校側としての見解を示すべきです。世間の目をごまかすことが難しい時代です、あちこちに携帯のカメラの目、そしてSNSの情報網、「事実」を明確にすることは“自らを守ること”になるのではないでしょうか。大体大浪商は、これで安心できたのでしょうか?

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