消毒液で連続殺人、殺人容疑の看護師は何を考えていたのか?「めんどうだから」それだけの理由。

引用 朝日新聞デジタル

横浜市神奈川区の大口病院で2016年9月、入院患者が相次いで中毒死した事件で、そのうちの一人の男性(当時88歳)を殺害したとして、神奈川県警は7月7日、病院の看護士だった久保木愛弓容疑者を殺人容疑で逮捕し、発表しました。捜査関係者によると、久保木容疑者は逮捕前の任意聴取に対し、2人とも消毒液を体内に混入させて殺害をしたことを認めました。久保木容疑者は看護師をしており、亡くなった方たちは勤務する病院の患者でした、特別に被害者に恨みがあるとか強い動機があった訳ではなく、自分が担当勤務の時に患者が亡くなると「めんどう」だからと、消毒液を使って殺害していたようです。

殺害した患者は20名以上か?連続殺人の様相を見せる事件

■本人が自供する殺害人数

久保木容疑者は「他の入院患者の体内にも消毒液を入れた。20人くらいやった」とも供述しています。その動機は「自分の勤務の時に亡くなると、家族への説明が面倒だった」などと説明していると言います。県警は2人を含む合計4人の患者の体内から消毒液の成分を検しており、慎重に解明を進める方針です。逮捕容疑は16年9月18日、大口病院4階の部屋に入院していた横浜市の西川惣蔵さんの点滴に消毒液を混入して殺害した疑いです。
西川さんが亡くなった2日後には同室に入院していた同市の八巻信雄さんも死亡しました。

■原因は消毒液の成分

県警によると、八巻さんの死亡後に詳しく調べた結果、点滴の残りや遺体から、4階ナースステーションで使われていた消毒液「ジアミトール」に含まれる界面活性剤の成分が検出されました。一度は病死とされた西川さんの体内からも同じ成分が検出されました。成分は点滴袋に管を刺すためのゴム栓から注射器で混入されたとみられ、特別捜査本部は当初から病院関係者が関与した疑いが強いとみて捜査を行っていました。当時の勤務状況や関係者の話を積み上げて、6月末から久保木容疑者の任意聴取を続けてきました。大口病院は高齢者向けの内科や整形外科、リハビリ科などが専門で、16年7月から9月20日までの間に入院患者48人が亡くなっていました。

戦争で1000人殺せば「英雄」、ひとり殺せば「殺人」で無期、では20人では・・・

■ネットでは久保木容疑者に関するネタが飛び交う

注目を浴びるような事件が起きると、必ず”犯人の周辺情報”を流そうとする人が出てきます。しかし、今回の久保木容疑者に関しても、新聞が報道している以上の情報を公開している人はいません。基本的には、いたずらに容疑者に対して嫌悪を催すような情報を故意に流そうとするのは問題だと思っています。わたしたちが考えるべきは「犯人に関連した」情報を知ることではなく、なぜ20人以上もの高齢者を看護士が殺してしまったのかということです。本来、一般の人間以上に『命』を重視するのが看護関係の仕事に従事する人ではないでしょうか、それが大量殺人を犯してしまう、「めんどう」だからと言う理由で、その背景を考えなければ、また同じような事件が起こることを防ぐことはできません。

■本人に「殺人」の感覚はなかった

自分が夜勤の際に亡くなると、家族に説明を行うなど「めんどう」な仕事が増えるので死亡時期をコントロールするために消毒液を点滴に混入させた。というのが久保木容疑者の説明のようです、もはや彼女にとって死期の近づいた老人は「患者」ではなく、「めんどうな生き物」でしかなくなっていたのです。どうすれば彼女は患者を”人”として見てくれていたのでしょう、もっと業務を軽減したら、もっと話を聞いていたら、もっと給与が高ければ、理由はいろいろと考えられますが、看護の背景にある問題が彼女を連続殺人鬼に変えたことは間違いありません。今後、増加していく高齢者に対して看護の手は足りていません、看護の背後にある「闇」に光を当てない限り久保木容疑者のように「めんどう」に対処するために人を殺す看護師が出て来るでしょう。個人的な問題以前に、高齢者看護に関わる人たちが抱える問題を社会全体で考えていくべきです。勿論、久保木容疑者個人の性向が今回の事件に大きく関与している可能性はあります、その上で「高齢者看護」の問題は考えていくべきです。

 

 

 

消毒液で連続殺人、殺人容疑の看護師は何を考えていたのか?「めんどうだから」それだけの理由。」への1件のフィードバック

  1. 親族への説明は担当医や当直医がするのでは無く、看護師なんですか?諸々の事務的な手続きの事?でも、看護師は職業柄この被告人みたいに残酷な人を大勢見て来た。きっと水面下で死に至らしめている医療従事者は沢山いると思う。

    殺人では無いが、プライベートで仕事では無いからと怪我人放置、院内に気に入らない人が不妊治療しているのを知るとワザと自分の子供を職場に見せびらかす、
    デスクの椅子を隠し終日立ちっぱなしにさせる、休憩取らせない、処理に必要な
    書類やカルテを隠す等キリがない。それらは結局は患者に影響を与え死因の原因
    にもなる。消毒液を混入と違い直接的な原因にはならないから、ストレスフルの看護師は怖い。実際、自分の家族が手術で付き添い中に私自身が貧血でめまいがしても、ベッドや横になれる椅子も何も用意してくれなかったし、病院食のデザートなんかもなんの栄養もない甘過ぎる缶詰めだし、売店にはジャンクフード三昧。
    病院は処方箋出ればで表面的には症状改善はするも、院内に終日缶詰めになれば何らかの病になる。消毒液のように即効性はなくジワジワと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA