成形肉って何!肉じゃないのか?マックが成形肉を使用し初の行政処分。

引用 マクドナルド

昨年の夏、期間限定メニューとしてマクドナルドから発売されたローストビーフをめぐりマクドナルドが7月24日、消費者庁から行政処分を受けました。処分の理由を消費者庁の大元慎二表示対策課長は以下のように説明しています。
① メニューや広告には塊肉を切った写真が使われていたが、実際には細かい肉を固めた「成形肉」が使われていた。
② 成形肉を使用する場合、それが明瞭表示されていなければ、それがブロック肉だという風に誤認する。
マクドナルドでは、当該商品のメニューや広告ポスターで、ブロック肉で作った通常のローストビーフをハンバーガーに使用しているかのように表示していました。しかし実際には、切断された肉を加熱して固めた成形肉を多く使っていました。

牛肉とひとくちに言い切れない“肉”の現状

■通常、店頭で販売されている肉と「成形肉」の違い

成型肉とは、細かいくず肉や内臓肉を軟化剤で柔らかくして結着罪で固め、形状を整えた食肉のことを言います。牛肉の赤身に牛脂や食品添加物などを注射した「インジェクション加工」と呼ばれる処理をした牛肉も含まれます。圧着肉、結着肉と呼ばれることもあります。消費者庁の説明では“細かい肉を固めた”と説明していましたが、「どこの部位なのか、どうして細切れなのか」といった成形の材料肉となった肉の経路が説明されていません。通常、成形肉と言われるものは肉塊を切り出したスライスやブロックに比して質が劣る肉を使っていると解釈されています。

■肉を固めるのは“熱”ではなく結着剤が使われる

また説明では「細かい肉を固めて」作った成形肉を使用したように説明されていますが、通常、成形肉には牛乳由来の結着剤(まとめるための材料)が使用されます、カゼインナトリウム、カラギーナン、アルギル酸塩、アルカリ製剤などが使用されています。牛乳アレルギーの人たちにはカゼインナトリウムはアレルギーの原因となります。今回のマクドナルドの問題では『ブロック』なのか『寄せ集め』なのかが焦点になっているようですが成形肉とは「加工品」に近い存在になるはずです、マクドナルドが使用している成形肉が結着剤などを使用していないとするならば、問題はないのですがマクドナルドが使用していた“成形肉”がどんなものであったかをキチンと説明する必要があります。

消費者庁が出したのは景品表示法違反の「優良誤認」

■成形肉はどこで作られたのか?加熱して固めたのは誰!

消費者庁が問題としているのは成形肉を広告で説明していないため購入客は「ブロック」からの切り出し肉と誤認することなのです。このため、景品表示法違反の「優良誤認」に当たるとして、消費者庁が再発防止を求めて“措置命令”を出しているのです。何かおかしくはありませんか「間違いやすい表示」を行っているので、次からは明確に成形肉として説明してくださいと言っているのです。確かに成形肉は食べてはいけない食品ではありません、しかし、通常の精肉とは異なるものではないのでしょうか?熱で固めたのなら問題はありませんが、何も使わずに細切れ肉が塊になりますか?まず、マクドナルドは消費者が理解している牛肉に対して「今回使用された成形肉が何なのか」を説明すべきです。また、消費者庁は“誤認”の問題としていますが、消費者が内容を知って「肉ではない」と認識を持てば、この行為は詐称に当たるのではないでしょうか。

■どう思いますか?例えば「インジェクション」

ところで和牛の味は何で決まるかご存知ですか?そうです、霜降り状の牛脂です。欧米産の赤身牛肉に比べて細かい脂が入っていることが最大の特徴なのです。では、通常の赤身肉に細かい牛脂を入れることができれば、和牛と同じ肉になるのではないでしょうか。勿論、脂そのものに旨味がるのが和牛ですから赤身+脂だけで=和牛となるわけではありません。しかし、現代の技術では牛の赤身肉に食品添加物を注入して人工的に「霜降り肉」を作り出すことが可能なのです、この加工肉を「インジェクション加工肉」と呼んでいます。普通に買えば高価なステーキ肉もインジェクション加工肉であれば安く済みます、レストランなどで、やけに安いステーキ肉があったりすのは、この加工肉を使用しているからです。インジェクションは合法な加工方法です、しかし、知らずに食べているとしたらどうでしょう、消費者としては「人工的」に作られた霜降りであれば、そうだと知って食べる権利があります。インジェクションは成形肉のカテゴリーに含まれています、マクドナルドが使用した成形肉の内容もキチンと開示して、気持ちよく食べられるようにしてもらいたいものです。

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