「中止というなら、私を殺してからにしてください」気持ちはわかりますが、やりすぎです“昭和残侠伝”豊岡武士三島市長!

引用 時事ドットコム

今日、全国ネットで取り上げられていました。三島市のJR駅前再開発をめぐる市長と市民のやりとり、映像では7月23日に市役所で行われた、反対派住民と市長とのやり取りが撮られていました。反対派住民側が「反対運動をやるので、覚悟しておいてください」言った後、豊岡市長は「中止というなら、私を殺してからにしてください」と上着を取って、背を向けて床に座り「さあ!」と意気込んだのです。市民のひとりは「これが三島の市長か、恥ずかしい」と罵声を浴びせていました。しかし、なんとか三島市を発展させたいと願っている市長にとって20年も塩漬けとなっていた同用地が再開発されれば、市の活性化につながると必死の思いなのです。

名水とコロッケ、そして富士の遠景だけでは潤わない

■三島市は三嶋大社の鳥居前町であり、名水の里として知られている

静岡県三島市は三嶋大社の鳥居前町として発展してきたところです、市内各所では湧き水が見られ国土交通省選定の水の郷100選にも選ばれています。人口は約10万8千人、日大の国際関係学部があり、新幹線の停車駅にもなっています。市としては、湧き水や三嶋大社などを観光の目玉として活性化を図ってきましたが、新幹線の停車駅としてはあまり活気ある街とは言えません“三島コロッケ”や“うなぎ”といったグルメ関連もいまひとつといったところです。人が集まる駅前も、これといった施設があるわけではありません。

■ついに決まった三島駅南口東街区の再開発概要

三島市は今春、駅前再開発事業で行った事業者公募で、ミサワホームを代表とする共同企業体を最優秀提案者に決めたと発表しました。タワー型を含むマンション2棟、健康産業を主軸とした商業棟、駐車場棟などを整備する計画です。総事業費は220億円の大規模再開発事業で2025年の完成を目指します。南口の西街区では東急グループのホテルが建設中ですが、この西街区と今回計画の東街区は不況の影響で20年もの間、塩漬けの状態となっていましたが、首都圏への近さなどから土地が再評価され、事業機会が巡ってきたのです。予定ではタワーマンションは一棟、100室規模のホテル機能を兼ねた24階建てで、高さは90メートル超となる見込みです。

再開発事業そのものが反対されているわけではない

■市民も市の活性化のための再開発は否定していない

今回、市長と住民側で問題となったのは、市民側が『中止』という言葉を前面に出してしまったからです。市民の意見を代表する形で出席していたNPO法人グラウンドワークなどの説明よると、再開発に伴って起こる問題への検討を要請しているのです。第一に、工事による湧き水への影響、第二に富士山の眺望への影響、第三に住民からの合意、などの点で現計画をそのまま進めるかは疑問としているようです。また、市単独では再開発事業を進めることは出来ず、静岡県の認可も必要となります。静岡県知事も反対住民と同内容の問題を提起していると言われています。

■大事業を成す時には「人柱」が必要とされる

市役所で「殺しなさい」発言の後、豊岡市長は笑顔で真意を説明しました。「これだけの大事業ですから、決意を見せなければと思ったのです」さすがにお名前が『武士』なだけに“侍”的な発想です。しかし、あながち間違った発言とも言えません、人口11万に満たない市の駅前に200憶を超える施設を作るのです、果たしてタワマンは売れ、商業施設に人は集まるのでしょうか?また、それだけの規模=需要がなければ成り立たない事業と考えることができます、それを考えた時、市長が死ぬ気で取り組むのは当然かもしれません。周辺の都市環境や現在の三島のポテンシャルを考えると、市民側が訴えるようにもう少し多面的に検討したうえで計画を決定すべきかもしれません。事業がダメだったからと、その時に豊岡さんに腹を切ってもらっても意味はないのです。事業は立ち上げることに意味があるのではなく、継続させ益を出すことにあるのです。死ぬ気があるのであれば、死んだ気になって「どうすることが」三島市民にとって最善かを、もう少し考えてみてもいいのではないでしょうか。

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