イタリアにスターバックス1号店がオープン、ニューヨークの「いきなり!ステーキ」と何が違う?!

引用 スターバックス

9月7日、遂にスターバックスのイタリア1号店がミラノにオープンしました。イタリアでは「バール」と呼ばれる喫茶形態で濃いエスプレッソコーヒーを飲むのが普通。そのイタリアで世界最大のコーヒーチェーン(78ヶ国、28,000店)が受け入れられるのか、出店が公表された時からミラノ市民の間では賛否両論の意見がありました。各国のニュースでも取り上げられ、イタリアのコーヒー文化とアメリカのコーヒー文化の違いから、出店自体が歓迎されていないという報道もありました。

原点となったイタリアの地に出店を果たしたスタバ

■コーヒー文化の本拠地に出店

出店場所はミラノ中心部の大聖堂の近く、開店時間前には約50人が列を作りました。午前9時の開店と同時に、会長のハワード・シュルツ氏が入り口を開けて、スタッフが拍手で客を迎え入れました。自家焙煎による希少なコーヒーを用意し、ミラノのパン店と提携した軽食を提供するなど、コーヒー文化の本場を意識した対応となっています。スターバックスにとってイタリアは事業の原点となった国、1983年にイタリアを訪れエスプレッソ文化をアメリカへ持ち帰ったのが世界的なコーヒーチェーンとなるきっかけでした。シュルツ氏は6日「ミラノの出店で、スターバックスの歴史は原点に返ってきた」とコメントしました。

■地元の客は選択肢が増えて喜んでいる

現地の一部報道は「アメリカ大手チェーンの侵略だ」と報じていますが、ミラノ市民の受け止め方は様々なようです。バールで友人と過ごしていた女子大学生は「米国のコーヒー文化を経験するのは楽しみ。ただ、おいしいコーヒーを飲みたいときはいつもバールに行く」と話しました。別の男性バール店員は「イタリアでも、紙のカップを外に持ち歩く文化が広がってきた。客が取られないか心配だが、視野を広げるためにも行ってみたい」と語りました。日本人が“寿司”を日本の独自の文化と考えている間はカルフォルニアロールは「間違った寿司」でしたが、世界的に寿司が普及すると、それは寿司をベースにした料理であって、間違っているわけではないと日本人も認めるようになってきました。同じことなのではないでしょうか。

いきなり!ステーキはスタバと同じなのか?

■一足先にニューヨークに出店した「いきなり!ステーキ」

では、アメリカ本土における食文化に対して他国からの出店の場合はどうなるのでしょうか?歴史の浅い国ではありますが、アメリカにも独自の食文化があります、特に代表されるのは旧肉です、ステーキと言えばアメリカと言っても過言ではありません。そんな、アメリカ国内に日本からステーキで打って出たのが「いきなり!ステーキ」でした。第1号店のオープンは2017年の2月、マンハッタンのダウンタウン、イーストヴィレッジでした。競合店の少ない地域で、日本と同じようにスタンディング方式で営業を開始しました。価格的には通常のステーキハウスで100ドルくらいかかるのが、同店ではグラスの赤ワインをいっしょに注文しても会計は約40ドルとリーズナブル。オープン時にはスタバと同じように創業者で現社長の一瀬邦夫氏が挨拶「年内に10店舗オープンする」と明言していました。それから、2018年はじめまでに4店舗がオープン、現在、5店舗での営業となっています。

■同じカテゴリーでもやってるところが違えば異なる商品

ニューヨークに出店した「いきなり!ステーキ」は順風満帆とは言えないようです、当初のスタンディングのスタイルは止めて、現在では長椅子を導入しています。アルコールはバーのカウンターで立ち飲みしても“ステーキ”は座って味わいたいというのが現地の客からのニーズだったようです。日本から来たから日本と同じ方式で売る必要はないのですから、ニーズに合わせて営業形態を変えていくのは当然ではないでしょうか、しかし、そこで食されるステーキは通常よりも厚くカットされ焼く時に「メイラード反応」が起こって、おいしくなるように工夫されています。これが日本人のステーキなのです、アメリカ人の考えるステーキと違うところに魅力があるのです。イタリアで1号店を出店したスタバも同じうようにアメリカのコーヒーをイタリア人が好むように提供していけばよいのです。同じ商品であっても“違う”何かを味わうことができることを、客は期待しているのです。

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